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エリザベス女王杯 [ ☆レース回顧 ] || マラ男 21/11/14 18:11 　 人気はレイパパレ（2.9）、アカイトリノムスメ（3.4）、ウインマリリン（5.5）、テルツェット（9.6）、ウインキートス（9.7）。ただ、10番人気まで遡ると勝ち馬になったアカイイト（64.9）、ソフトフルート（74.2）、イズジョーノキセキ（118.3）なのだから、波乱含み。 特にレイパパレは2200m以上での距離不安と、それ以外の馬らも距離不安経験なし。ウインマリリンは※1足元不安。 芝は内側3頭分が走れず、パワー優先の馬場。 タイム：2:12.1 ラップ：12.2 - 10.7 - 11.2 - 12.5 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 11.8 - 12.5 上がり3ハロン：36.5（勝ち馬：35.7） 先手はシャムロックヒル、直後にロザムール、ウインマリリン、レイパパレ、アカイトリノムスメ3頭意識し合い3.4番手。リュヌルージュ、イズジョーノキセキ、ランブリングアレー、ステラリア、ウインキートス、テルツェット、デゼル、アカイイト、クラヴェル、ムジカ、コトブキテティス。1000m通過59.0秒。馬群縦長も離れてはない。ハイ・オーバーペースでもない。3.4コーナーから各馬800mから進出を開始すると、先行勢が苦しくなる。 直線入るとレイパパレ先頭も、大外からアカイイトがぐんぐん伸び、100mで単騎先頭へ。レイパパレも抵抗するも更に外から他の追い込み勢に飲まれていく形。2着ステラリアに2馬身差をつけた。 10.7.9.11.12番人気の順番で入線。大波乱となった。但し3連単は3.393.960円と三百万馬券と千万単位でなかった。人気どころに総じて不安ある結果だろう。 キズナ産駒のワンツーで、産駒初のグレートワン制覇。※2 スタミナ寄りの宝塚記念をみているようで、そういうレースだと。人気所が総じて前へ位置取りのため、目標とされ潰しに行くロングスパートレース。今回人気所に消耗戦に強い馬は居らず。強いてあげれば※1ウインマリリンとウインキートスらだが、特に後者は超スローの目黒記念（2500m）勝ったが、スピード負けした形（11着）。 アカイトリは4歳馬。しかし、近走安定も府中牝馬ステークスで7着敗退と乗り替わり、初騎乗の幸英明騎手が嫌われて大きく評価を落としていた。距離については去年の矢車賞（2200m）で2着に入った程度で、距離での不安もあった。なお、ここ5走で騎乗していた松山弘平（ステラリア）、横山典弘（クラヴェル）らはそれぞれ2.3着である。 ※1ウインマリリンの出来事 インターネット上での馬主ウインレーシングは自分らの所属馬の情報を正確に伝えており、前走オールカマー後に足元の垂が悪化。碌な追いきりもできず、状態は最悪であり、ネット上で知るファンは熟知して勝負にならないと見ていた。しかし、ネットを見ない人に関係して新聞社やテレビの解説者はウインマリリンのこうした状況を何も伝えてない、隠していたのだ。細江純子や安藤勝己も。馬主サイドマスコミに対するファンの怒りが爆発した。 特にマリリンを管理していた手塚貴久調教師の対応。フラワーカップのユーバーレーベン（オークス回顧参照）の時は馬主サイドに対し騎手批判を公然と喧噪をかけていたのに、状態の悪いマリリン（秋華賞でのユーバーも同じ状況）に関してはだんまりしていた。馬主への対応の仕方が融通の利かない一面を露わにした。 ※2キズナ産駒 産駒の多くがパワー寄りで、特にパワーが要求される馬場は得意（ディープボンド）。ダートも長距離戦では適正抜群。 これはビワハヤヒデ、ナリタブライアンの牝系パシフィカスの影響力かと思われる。自分もそういう目で当初キズナ産駒を見ていた。 その分、パワーに偏りすぎて勝ち味が遅い一面もある。これは日本の芝が俊敏さを要求され、パワータイプの種牡馬は不向きだから。 ロベルト系・ブライアンズタイムとして見たほうがいいのかもしれない。

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