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日本ダービー [ ☆レース回顧 ] || マラ男 22/5/29 18:15 　 晴天27度のダービー。観客は6万人ほど。 展望・人気とも皐月賞組強しとなり、ダノンベルーガ（3.5）、イクイノックス（3.8）、ドウデュース（4.2）、皐月賞馬ジオグリフ（5.9）から、青葉賞馬プラダリア（20.7）まで差が開いた。 タイム：2：21.9 ラップ：12.5 - 10.8 - 11.8 - 12.0 - 11.8 - 11.7 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.5 - 11.7 - 12.0 上がり3ハロン：35.2（優勝馬：33.7） 逃げ宣言のデルシエト先頭へ。1000m通過58.9秒と縦長。2番手離れてアスクビクターモア、ビーアストニッシド、ピースオブエイト、プラダリア、セイウンハーデス、アスクワイルドモア、ジャスティンパレス、マテンロウレオ、オニャンコポン、ダノンベルーガとジオグリフは並走し、それをマークするドウデュース、キラーアビリティ挟み、イクイノックスと4強が意識し合う。以下ジャスティンロックとマテンロウオリオン。 直線入ると縦長のまま。500mでアスクビクターモア先頭立つものの、後続を突き放す勢いは感じられない。200m切って外からドウデュースとイクイノックスが突き抜けると、最後はクビ差抑えてドウデュース先着。2馬身差3着はアスクビクターモア、4着のダノンベルーガは内へ切り込むがクビ差で脚が止まった。そこから3馬身差でプラダリア。上位は皐月賞掲示板組だった。 1.2着馬は最初から後方待機策を選択した。末脚一気の賭け騎乗だったが、見事はまった。ただ、前へ行く馬が強かったらどうしたのだろうか？アスクビクターモアは武豊・ルメールともに「強くない」としたのか。下手すれば共倒れだったかもしれない。 ドウデュースの武豊はダービー最多6勝目。インタビューでは凱旋門賞挑戦を表明した。個人的には馬のピークが続くかぎり、2.3度挑戦して欲しい。今年から遠征の滞在期間が一か月から三か月へと伸びたことで現地調整したり、馬をそれ仕様に仕上げることもできる。 気になる点として除外馬対象が2歳重賞G3勝利したジャスティンロック（京都2歳ステークス）とコマンドライン（サウジアラビアロイヤルカップ）がいた。昨今重賞勝てばそのまま直行というケースがあり、イクイノックスもそれに準じてG2東京スポーツ杯から直行皐月賞2着となった。2歳G3勝利しても「必ずしもダービーの出走権は安泰」ではなくなった。ダービーまで複数の重賞があり、マイルやダートも含めると今回出走したジャスティンロックも除外されたかもしれず。「レース毎馬の反動あるけど、賞金あるから大丈夫」と考えていると思わぬ落とし穴に嵌る。結局のところ「丈夫でレース数が使える馬のほうが有利」という2.3歳戦の流れは今後も続きそうだ。

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