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菊花賞 [ ☆レース回顧 ] || マラ男 22/10/23 18:01 　 京都競馬場改修工事に伴う、阪神競馬場二度目の菊花賞開催。人気はセントライト記念1.2着馬のガイアフォース（3.5）とアスクビクターモア（4.1）。続くは条件戦上りのドゥラドーレス（7.0）に、ガイアフォースと同厩舎かつ神戸新聞杯馬のジャスティンパレス（9.7）。 馬場コンディションは堅良。 タイム：3:02.4秒（レコード） ラップ：12.3 - 10.9 - 11.7 - 11.9 - 11.9 - 12.1 - 12.6 - 13.3 - 12.6 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 11.9 - 12.2 - 12.9 上がり3ハロン：37.0 スタートからセイウンハーデスが勢いよく先頭に立ち、1000m通過58.7とハイペース。それを4馬身差でアスクビクターモア2番手、以下ディナースタ、ビーアストニッシド、ポッドボレット、ガイアフォース、ジャスティンパレス、セレシオン、プラダリア、シェルビーズアイ、フェーングロッテン、ドゥラドーレス、ボルドグフーシュ、アスクワイルドモア、ヤマニンゼスト、シホノスペランツァ、ヴェローナシチー、マイネルトルファン。1.2コーナーでペースは緩むも再加速。馬群は常に縦長。各馬手を動かして差を詰めてくるが、アスクビクターモアの手ごたえがいい、バテたセイウンハーデスを追い抜き単騎直線先頭へ。3番手馬群から抜け出したのはジャスティンパレスとボルドグフーシュらが、併せ馬で詰めてくる。そして、ゴール板でアスクとボルドがハナ面並べたが、僅かにアスクビクターモアが先着。 レコードタイム3分02.4秒、「あの阪神大賞典」ナリタトップロードの3000mレコードを22年ぶりに更新した。 セイウンハーデスのペースは幸騎手にとっては計算外。2週前の毎日王冠でも積極的先頭に立ったが、制御不能でオーバーペースを演じた（両レースレコード）。最近はこういうケースでの逃げに成功しているのだが。 これにより差を詰めようにも詰められない、末脚のないアスクビクターモアにとっては好都合だった。 2年連続して関東馬の勝利。田辺裕信騎手は6年ぶりのGI（安田記念のロゴタイプ、地方除く）。 個人として気にかけないが、話題する。 ここ10年で皐月賞及びダービー馬の回避が多い。調べると、 皐月賞馬→ゴールドシップ、ディーマジェスティ、アルアイン。 ダービー馬→ワンアンドオンリー。 出走馬が激減している（二冠馬除く）。 レース選択に関しては最近社台グループノーザンファーム系による「勝ち抜け」多く、挙げた馬のうちアルアイン以外は社台とは関係ない。また、ダービー馬に関しては軽微な故障で出れないケース、凱旋門賞選択ケースもある。 しかし、10年間古馬として強さを見せているのは菊花賞馬で、今年現役のタイトルホルダーなど数多い。半面ダービー馬はレイデオロとシャフリヤール（現役）2頭。皐月賞馬はロゴタイプとアルアイン。故障・不振馬も皐月・ダービー馬が多く占める。 皐月賞馬は「仕上がり早い」、ダービー馬は「運」、菊花賞馬は「真の強い」と、フレーズに必ずしも当てはまらないが、菊花賞自体が強い馬を輩出するレースは現在でも続いている※。 ※菊花賞馬は「スピード不足のステイヤー」と言われているが、むしろ皐月・ダービー馬以上にスピードを発揮している。

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