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エリザベス女王杯 [ ☆レース回顧 ] || マラ男 22/11/13 18:17 　 阪神のエリザベス女王杯。今年イギリスのエリザベス女王死去が重なった。アイルランドから愛オークス制覇マジカルラグーンが来日。このあと、中一週でジャパンカップへ出走予定。人気は（13.9）8番人気、外国馬は日本適性に欠けるとして人気にならない、それでも10倍程度の支持集めたのは混戦を意味していた。 デアリングタクト（4.3）1番人気だが、前走オールカマーの不甲斐ない大敗から「もう全盛期の力はないのでは」の懸念が爆発。スターリングローズ（5.7）、ナミュール（7.3）、ジェラルディーナ（8.1）、ウインマリリン（10.1）、ピンハイ（11.8）、ウインマイティー（12.9）まで7番人気。 当日は大雨で重馬場。内馬場が荒れだして走れないほどに。レース中は小雨。 タイム：2：13.0 ラップ：12.6 - 10.9 - 11.8 - 12.6 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 11.8 - 11.9 - 12.3 - 12.2 上がり3ハロン：36.4 スタートして先頭はローザノワール、イーブンペースで逃げる。2番手も馬群追走で、マジカルラグーン、ウインキートス、ウインマイティー、スターリングローズ、ピンハイ、ウインマリリン、デアリングタクト、クリノプレミアム、ナミュール、アンドヴァラナウト、ジェラルディーナ、ルビーカサブランカ、イズジョーノキセキ、ホウオウエミーズ、ライラック、アカイイト。1000m通過60.3秒。 （※1）3.4コーナー差し掛かると、内馬場の馬が手応え悪く、外馬場の馬が前へ良い進出。 直線入るとローザノワール依然先頭。ウインマリリン、ジェラルディーナ、ライラックが馬群から抜け出し、デアリングタクトはもがく。ゴールに真っ先に駆け抜けたのはジェラルディーナ。2着は同着ウインマリリンとライラック。アカイイト、ナミュール、デアリングタクトと続いた。 ジェラルディーナはデアリングタクトが大敗したオールカマー勝者。そのレースでは（※1）内外との伸びる馬場差で、内ジェラルの差し脚爆発し、外デアリングは不発。しかし、自分としては内外の差なくともジェラルとの差は大きいのでは？とレース予想にも書いたが、その通りとなった。 余談だが、祖母ドナブリーニ・母ジェンティルドンナ（今回親子GI制覇達成）の血統は外国人騎手が乗ると、より良く走る（レース前から気にしてたが）。 一方でデアリングタクトは中団でかっかする側面あるが、この馬のいい癖。しかし、直線全く伸びず。今回内伸びず外伸びる馬場あっても、この負けは明らかに「世代交代」を突き付けられた、ファンも多いこの馬にとって残酷な結果に。自分も… 馬以外で目をやると、コロナ感染の規制緩和で短期免許の外国人。特にマーカンド・ドイル夫妻が来日。特にドイル騎手は、女性騎手大活躍の日本にひと花咲かせた。その一方で依然「外国人のほうが頼りなる、日本人頼りない」声あり（恨み節でもあるが）、先週から外国人騎手が東京阪神で勝ち星を上げている。2年近く来日しない影響で、日本人騎手の技量も上がっているのか、若手騎手らがGI初勝利のチャンスを物にしている。今回のレースではクリスチャン＝デムーロが勝利し、ダミアン＝レーン2着と。日本在籍ミルコ＝デムーロが3着。 今まで日本人騎乗しつづけたGI馬らが外国人、社台ファームグループ加護受ける人らの後押し受けて奪い取るのか（日本人騎手から見て）、或いは成長した日本人騎手の力を見せつけくれるのか（「意地」という言葉は使いたくない）。注目したい。 ※1.前回オールカマーでは内伸び、外伸びずの馬場でジェラル勝利、デアリング大敗の一因。今回内伸びず、外伸びという真逆の馬場でも変らなかった。更にスタート直後、外枠の馬が内枠の馬を蓋していた。理由は内枠のデアリングタクト（6番）マーク。上位入線・ジェラルディーナ（8枠18）、ウインマリリン（7枠13）ら、8，7、7、7、6枠の順番。もしも、内枠に然したる馬がいなかった場合、レースはどうなってだろうか？

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