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秋華賞 [ ☆レース回顧 ] || 倫敦納豆 23/10/16 13:25 　 　人気は牝馬三冠がかかるリバティアイランドが1.1倍、以下ハーパー(12.9倍)、マスクトディーヴァ(13.0倍)、コナコースト(18.6倍)、ドゥーラ(26.5倍)、ヒップホップソウル(27.9倍)、モリアーナ(29.0倍)であった。馬場(芝)は午前中は重だったが、秋華賞の一つ前の大原Sから稍重になっている。 　12.2-11.1-13.1-13.0-12.5−12.9-12.3-11.6-11.0-11.4(当レース、2:01:1) 　12.8-11.5-13.5-13.1-11.7−12.5-12.5-12.0-11.4-11.7(参考、2歳未勝利、2:02:7、この時は重、勝ち馬サトノシュトラーセ) 　スタートから複数の馬が先頭を窺うが、まずはコナコースト、ミシシッピテソーロ、ラヴェル、フェステスバントの順になった。ただし馬群は凝縮しており、後続と差はない。以下ハーパー、ソレイユヴィータ、リバティアイランドときて、マラキナイア、ピピオラ、ドゥーラ、ドゥアイズで、さらにコンクシェル、マスクトディーヴァ、モリアーナ、ヒップホップソウル、グランベルナデット、キタウイング、エミューで最後方である。前半1000mは1:01:9。 　3角での動きはリバティアイランドが外に出し、エミューが最後方から進出を開始した程度である。だが4角でリバティアイランドが一気に外から前へ出てレースが動く。 　直線に入ったが、先行勢はリバティアイランドに抵抗できなかった。馬場の真ん中から突き抜ける。直線に入ってから追撃態勢を整えたマスクトディーヴァが最後に1馬身差まで詰めたがそこまで。3着争いは先行勢から最後にもう一度盛り返したハーパーがしのぎ切った。 　リバティアイランドは中団やや前程度で構え、勝負所に備えて外に出し、早めに出て勝負を決めた、強いレースであった。自分の方が強いことを意識した安全運転だったのかもしれない。ただしこのレースに限定した場合、「着差以上の強さ」だったとまでは思わない。3着ハーパーには3馬身半の差がついているので2着マスクトディーヴァとの比較だと思うが、こちらも直線で強いところを見せている。リバティアイランドが「馬を信じすぎた(？)ために着差では損をした」のならばマスクトディーヴァは「馬を信じ切れなかったために力を出すのが遅かった」のであり、両馬の着差1馬身はそのまま実力相当と思っている。 　なお上記の参考レースは2歳未勝利戦である。本来なら3勝クラスの大原Sの方が、レースの格で言っても馬場状態が近いことで言っても妥当なのだが、そちらは外回りであることと上りがかかるレースだったため流れのバランスが違い過ぎることを考慮した。 　GIと2歳未勝利なのにタイム差が小さい。秋華賞の方が上がり重視だから全体のタイムは悪くなるとはいえ、未勝利戦の時はまだ重だったので、未勝利側が不当に恵まれているとは言えないだろう。だがこれは、その他の芝レースを見た感じでは、秋華賞のレベルが低いというよりは、未勝利戦のサトノシュトラーセがかなり強かったように思う。

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