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JSE - 中央競馬データベース -

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2023 有馬記念 || 倫敦納豆 23/12/26 04:12 　 　JC1着のイクイノックス、2着のリバティアイランドが前者は引退、後者も回避で有馬記念には出走してこなかった。なおこの両者は、有馬記念のファン投票1位と2位でもあった。多数のGI馬が出走したとはいえ、やや小粒になった印象はぬぐえない。 　人気はジャスティンパレス(3.6倍)、ドウデュース(5.2倍)、ソールオリエンス(6.5倍)、スルーセブンシーズ(6.5倍)、タスティエーラ(7.1倍)、タイトルホルダー(8.3倍)、スターズオンアース(8.6倍)の順。次がシャフリヤールの44.6倍なので、7強オッズと言っていいだろう。なおソールオリエンスとスルーセブンシーズは同オッズだが、細かい差でどちらの単勝馬券が多く売れたかは調べておらず、馬番の小さいソールオリエンスを先に書いている。 　7.0-11.3-11.9−12.0-12.0-12.2-12.5-11.9−12.2-12.0-12.0-11.7-12.2(当レース、2:30:9) 　6.7-12.1-12.9−12.5-12.7-13.5-13.2-12.5−11.7-11.7-11.6-11.5-12.0(2:34:6、当日3歳上2勝クラス、勝ち馬ジオフロント) 　7.0-11.3-12.1−11.9-12.1-12.2-12.5-12.1−12.3-12.6-12.1-11.8-12.0(2:32:0、前日3歳上3勝クラス、勝ち馬ニシノレヴナント) 　スタートでドウデュースとソールオリエンスは少し下げた。大外のスターズオンアースが追って前へ出てこの馬が逃げるのかとも思ったが、やはり内からタイトルホルダーが出てきて先頭を奪った。スターズオンアースはそのまま2番手に入る。以下プラダリア、シャフリヤール、ハーパー、次にアイアンバローズ、ウインマリリン、スルーセブンシーズが並び、その後にタスティエーラ、ソールオリエンス、ヒートオンビート、ディープボンドが続く。さらにドウデュース、ライラック、ホウオウエミーズ、最後方がジャスティンパレスで、ウインズで観戦していた私の周りもどよめいた。4F目からタイトルホルダーは2番手以下を徐々に引き離していく。始めの1000mは60:4、先頭と2番手の差は向正面では1秒かもう少し大きいくらい。 　3角から4角にかけて、ドウデュースとジャスティンパレスが外に出して位置を上げていく。1秒あったタイトルホルダーのリードは、残り400m手前あたりから急速に詰まってくる。直線入り口手前では既に2、3番手はスターズオンアースとドウデュースだった。直線に入るとこの2頭が迫ってくるが、タイトルホルダーも粘る。その後ろからはシャフリヤールが、またようやく外からジャスティンパレスが迫ってくるが、その間にスターズオンアースとドウデュースはタイトルホルダーを交わして最後の戦いをしていた。競り勝ったのはドウデュースで、スターズオンアースを2分の1馬身差退けた。タイトルホルダーはジャスティンパレスとシャフリヤールをギリギリでしのいで3着を確保した。 　レースを振り返りたい。まずは2着のスターズオンアースだが、2番手につけて、逃げたタイトルホルダーには1馬身勝っている。つまり「自分が極力先頭に立たないようにしながら、最後には逃げ馬をちょっとだけ交わす」という理想をほぼ実現しており、これはタイトルホルダーの実力を正しく読み切っていたことになる。 　そのタイトルホルダーは大体平均的なラップで逃げている。最後の直線で粘ったあたりも含め、前走よりはだいぶ良いが、全盛期には届いていない。またはあの脚は阪神でしか使えないものだったのか。 　勝ったドウデュースは後ろからの競馬で、3〜4角で一気に位置を上げて最後も差し切った。率直に言うとロスの多い戦い方に見えるのだが、この馬に向いた戦い方なのだろう。逆に言うと今回勝ったとはいえそこまで中山に向いている感じはなく、今後も走り続けるのなら期待はできる。 　ジャスティンパレスは届かず4着。今回は最後方からだったが、ここのところスタートからの位置取りが良くない。また、ドウデュースと同様に3〜4角で外を回して上がっていったが、直線に入ったところでは大きな差をつけられていた。東京のように直線が長いか、京都のように要所で下り坂があって勢いをつけられるか、が条件で、中山には向いていない印象を受けた。秋天の後に1戦だけしてこの年を終えるなら、JCの方が向いていたのではないか。

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