[1] 父、母の父ともに当代の名馬で、馬体のつくりそのものは良かったが、血統としては取り立てて優れていたわけではなく、当歳時のせりでも平均価格の1/4程で落札されている。
2歳時に病を得たこともあって出遅れ、当初ダービーは諦められていた。しかし、ダービー候補として期待されていた同厩のFlairが1000ギニー勝利後に故障、代わってダービーを目指すことになった。この頃には調教でやはり同厩の女傑Pretty Pollyと渡り合えるくらいになっていた。
代表産駒は、米3歳牡・セン馬チャンピオンJohren、英ダービー馬Spion Kop、愛2冠馬Spike Island、英愛セントレジャーを勝ったRoyal Lancer、愛ダービー馬Zionist、愛セントレジャーを勝ったSpelthorne、伊ダービー馬で、3頭の伊ダービー馬の母となったFausta、ブルックリンダービーなどを勝ったChicle、パークヒルSなどを勝ったFlying Spear、そしてSir Gallahad、Bull Dog、Admiral Drake、Bois Rousselらの母となったPlucky Liegeなど。母の父としては他に、パリ大賞などを勝ったComrade、ジョッケクルブ賞などを勝ったHotweed、Pot Au Feu、英オークス馬My Dear、Brulette、パリオリ賞などを勝ち、Nearcoの母となったNogaraらを出すなど、後の競馬に多大な影響を及ぼした。
// mazuda 06/02/17 (金)00:01
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