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阪神ジュベナイルF |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 79 08/12/14 (日)21:09
12.4 - 11.0 - 11.8 - 12.1 - 12.3 - 11.9 - 11.3 - 12.4 1:35.2 4F 47.9 - 3F 35.6
1勝馬ながら圧倒的1番人気に支持されたブエナビスタが直線半ばで抜け出し快勝。 母ビワハイジ(1995年勝ち馬。当時は阪神3歳牝馬S)とともに阪神JF母子制覇となった。 2着には関東馬ダノンベルベール、3着には1戦1勝馬ミクロコスモスが後方から突っ込んだ。
この冬の阪神競馬場は、昨年・一昨年よりはるかに時計のかかる馬場状態。 それを考えれば、前半5F59.6秒は平均より少し速いくらいのペースと言ってよいのではないでしょうか。 全馬が力を出し切れる展開になったと思います。
勝ったブエナビスタは後方3番手から。4角で外を回って徐々に進出すると、直線入り口で前を射程圏内へ。ゴーサインに応えて、一気に突き抜けました。 来年の牝馬クラシックはこの馬を中心に回ると考えて間違いなさそうです。
2着ダノンベルベールは中団からうまく外に持ち出し、いったんは先頭かという場面もありましたが、 直線半ばで勝ち馬にあっさりと交わされてしまいました。初関西を思えば、上々の内容だったのではないでしょうか。
3着ミクロコスモスはブエナビスタの後ろ。勝負どころで置いていかれ、最後の最後で何とか追い込んでくることができました。 現時点では1・2着馬と力の差を感じる内容でしたが、これがキャリア2戦目だったことを考えれば、今後さらに伸びてくる余地は充分にありそうです。
阪神競馬場改装後では、2006年のウオッカの勝ち時計が1:33.1、2007年のトールポピーが1:33.8。 これに比べると、あまりにも時計が遅いのでは……などと述べる評論家も居ましたが、 上述の通り、この冬の阪神競馬場の馬場はとてもタフで時計が掛かる馬場状態で、 2007年は同日同距離の500万下の時計が1:33.4だったのに対し、今年は同日同距離の1000万下の時計が1:35.1。 他のレースを比較しても、前年よりかなり時計がかかっていたことは明白、 個人的には、レースレベルとしては、むしろ07年より上だったのではないかと思います。
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