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[レース]
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2019/ 4/28 天皇賞・春 京都 芝3200 G1 4上国  15000

着順
馬名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差値
1200〜 距離 〜3200
実績
実績
Point
距離
Point


フィエールマン

2015 鹿毛 58 3. 15. 0 55 ----=======658 504 抹消

グローリーヴェイズ

2015 黒鹿 58 3. 15. 0 55 ----=======276 239 抹消

パフォーマプロミス

2012 栗毛 58 3. 16. 0 52 ----=======216 173 抹消

エタリオウ

2015 青鹿 58 3. 16. 0 52 ------=====179 243 抹消

ユーキャンスマイル

2015 鹿毛 58 3. 16. 5 51 ----=======340 682

チェスナットコート

2014 栗毛 58 3. 16. 8 50 -----======42 247 抹消

カフジプリンス

2013 栗毛 58 3. 17. 3 49 ----=======95 196 抹消
[地] リッジマン

2013 鹿毛 58 3. 17. 4 49 -------====118 292

ケントオー

2012 黒鹿 58 3. 17. 6 48 --====-----81 60 抹消
10
クリンチャー

2014 鹿毛 58 3. 17. 7 48 ---========288 298 抹消
11
メイショウテッコン

2015 青鹿 58 3. 18. 9 45 ---=====---143 29 抹消
12
ロードヴァンドール

2013 栗毛 58 3. 20. 7 40 ---====----105 58 抹消

ヴォージュ

2013 青鹿 58 中止
----======-52 39 抹消

 [ 出走馬一覧・詳細 ]

レース回顧
 [ レースBoard ]
天皇賞・春 [ ☆レース回顧 ]
|| 倫敦納豆 19/04/28 (日)23:58  
 人気は昨年の菊花賞馬フィエールマン(2.8倍)、その菊花賞の2着馬エタリオウ(3.3倍)の2強オッズ。続いてユーキャンスマイル(6.4倍)、メイショウテッコン(9.2倍)、クリンチャー(9.2倍)、グローリーヴェイズ(11.3倍)の順。

 12.9―11.5-11.6-11.6-12.2-12.2―12.5-13.8-13.3-12.4-12.5―12.3-11.7-11.6-11.0-11.9

 スタートでまず出たのはヴォージュメイショウテッコン。こうなると大外のロードヴァンドールは逃げ争いでは不利である。しばらくあって、隊列はヴォージュロードヴァンドールメイショウテッコンの順で落ち着いた。以下カフジプリンスチェスナットコートパフォーマプロミス。この後にグローリーヴェイズクリンチャーフィエールマン。さらにリッジマンユーキャンスマイルで、その後にリッジマン、さらに後にエタリオウ。私はウインズで観戦していたが、2番人気のエタリオウが離れた最後方を走っていたことにどよめきが上がっていた。
 始めの1000mは59:8である。1周目の直線では、馬群は前6頭とその後ろ6頭、最後方に離れたエタリオウに分かれていたが、前の馬群も後ろの馬群も疎らで、全体としては縦長であった。
 記録を振り返ると、7F目で一気に速度が落ちている。ここで後方勢が間合いを保って同じように速度を落としてくれていれば先行勢にチャンスがあったのだろうが、甘くはなかった。馬群は凝縮、とまでは言わないが、一気に前後の差は詰まった。離れた最後方のエタリオウでさえかなり近づいている。
 相変わらず遅い9F目。ここでフィエールマンが少しづつ位置を上げていく。こうなると全体のペースも上がらざるを得ない。この動きの中でエタリオウが再び馬群から離され、今度はしっかり追い始めた。
 残り1000mを切って、早くもロードヴァンドールが位置を下げ始める。メイショウテッコンが先頭に並び、カフジプリンスも迫った。だがもうその後ろにフィエールマンが来ている。エタリオウも後方から追い上げている。するとこの2強の(縦の)間に、戸崎騎手のグローリーヴェイズが入り込んで一緒に上がっていく。逃げていたヴォージュはここで後退(完走できず。後に故障と判明する)。
 直線に入ったところでは既にフィエールマンが先頭。外側にグローリーヴェイズが並ぶ。エタリオウパフォーマプロミスと並ぶ形で追いかけるが、前2頭とは離されていく。フィエールマンがクビ差でグローリーヴェイズを退け、天皇賞を勝った。3着争いはパフォーマプロミスが制した。

 レース前の不確定事項として、「戦歴が少なすぎてわからないフィエールマン」「2着ばかりで得意条件を把握できないエタリオウ」があった。
 フィエールマンは自ら動いて長距離のレースを勝ち切った。中距離の強さがどの程度になるかはまだわからないが、長距離は強かった。昨年の菊花賞が違うペースだったとしても、勝っていた可能性は高かったのではないかと感じた。ただし時計はもう少し出てもよかったのではないかとも思っている。
 エタリオウは、期待されたほどには長距離適性がなかったのではないか。おそらく後方を進んだ騎乗は競馬ファンの多くに批判されているだろう。確かに私も、勝つための競馬としては悪かったと思う。だが前半のハイペースを避けて中盤の緩みで追いつき、フィエールマンの仕掛けに後から反応して追いかけた。着狙い(のつもりはなかっただろうが)の戦いとしては悪くなかったのだ。最後の3着争いで競り負けたのは物足りない。ただし、パフォーマプロミスが世間の予想よりも強かったのも事実であるが。

 訂正しました。(誤)グローリーウェイズ (正)グローリーヴェイズ
天皇賞・春 [ ☆レース回顧 ]
|| マラ男 19/04/29 (月)01:10  
主だったことは倫敦納豆さんが書いてくれました。即興ですが、それ以外のことを

●馬場に関して
今週3日開催の変則ということで、京都は日曜日と月曜日に開催。ここ1週間の雨と10度以下の寒冷が今日まで続いた影響で馬場は柔らかいソフト。仏・フランス血統が活躍する馬場。フィエールマングローリーヴェイズの血統が仏血統というのが今回の馬場とスタミナ比べには相性が良かった。フィエールマンの母は仏系、グローリーヴェイズのメジロ血統も仏系のメジロライアンモガミである。去年秋仏遠征したクリンチャーはこういう馬場は大の苦手。去年は25度以上、今年は20度以下。芝生もまた温度が関係するのだろうか

エタリオウの戦法
これはミルコの騎乗の癖が影響している。時々彼が乗ると馬が慌ててふためいて落ち着きない(出遅れもその一因)。よほど従順な馬でないかぎり、馬に悪影響を及ぼしている。落ち着かせるための後方待機策である。昨日の青葉賞を見たが、スタートから気合をつけたら折り合い欠いてしまった。関係者に相談しない独断での作戦だった模様だが、即興での作戦なのか、練りに練った作戦なのかは知らない。

●中央の平成競馬終了と天皇賞春・今後の在り方
天皇賞の在り方を問いたい。直接競馬ファンになった97年天皇賞春マヤノトップガンサクラローレルマーベラスサンデー鍔迫り合いから欠かさず見てきた。過去の天皇賞映像も見るほど好きになるGI。
平成競馬の一つに海外GIを制覇したいホースマンが増えてきた。映像媒体が充実し、競馬場に行ったことがないTV越しだけの競馬ファンも増えてきた。その影響なのか、ダービーを除く日本のGIが軽率に見られている節が。大阪杯がGIに昇格した影響で天皇賞春のレベル低下が叫ばれており、今年もそんな風評と思う。今後を考えると97年の「最強馬による鍔迫り合い」はもう見られないかもしれない。今日まで天皇賞春が「2400mGIの一つ」である考えをなくし、「3000m得意のステイヤーGIとして独立すべき」と考えている。ステイヤーを充実すべく、菊花賞除くステイヤーズステークス、ダイヤモンドステークス、阪神大賞典、天皇賞の長距離重賞のローテーションの変更を望みたい。更に言えば1月から3月にかけて無駄に中長距離GIIが多いことを一番問題すべきだが。

●アラカルト
*フィエールマン 6戦目天皇賞春制覇はオーライトの9戦目を更新。
*ディープインパクト産駒天皇賞春初制覇。
*ルメール騎手は八大競争完全制覇
皐月賞・サートゥルナーリア、ダービー・レイデオロ、菊花賞・サトノダイヤモンド等、桜花賞・グランアレグリア等、オークス・アーモンドアイ、天皇賞春・フィエールマン、天皇賞秋・レイデオロ、有馬記念・ハーツクライ等。
*ルメール騎手は桜花賞と皐月賞に続いて3週連続GI制覇。
*ノーザンファームは古馬中長距離GIだけ限れば一昨年の大阪杯から継続制覇中。
*関東馬のワンツーは1995年以来、ライスシャワーステージチャンプ。その前が1987年ミホシンザンアサヒエンペラー、1985年シンボリルドルフサクラガイセン。1990年代以前は関東馬のワンツーは当たり前のように多かった。

●おまけ
天皇賞春の1時間後、香港のクイーンエリザベス2世ステークスが行われ、日本のウインブライトが勝利した。ここで「netkeiba.com 競馬」でのフィエールマンウインブライトの掲示板書き込み数(集計はレース終了直後から4月29日0時00分)を

フィエールマン 552
ウインブライト 1171

馬の勝利を喜んでいるのが第一だが、騎手に対してはフィエールマンのクリフトフ・ルメールが八大競争完全制覇しても興が冷めた反応で、ウインブライトの松岡正海のは「海外GIを日本人騎手がやり遂げたこと」が熱狂的にクローズアップされた。今の日本の競馬ファンが何を望んでいるのか、端的に示したと思うのだが。

[0.12]


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