生年月日・産国:1938年仏国産 生産者:Adnre Schwob 馬主:Philippe Gund 所属厩舎:仏国・John Cunnington ジョン・カニングトン厩舎 主戦騎手:P. Francolon P・フランコロン騎手 通算成績:通算9勝 主な勝ち鞍:凱旋門賞(芝2400m)、ジョケクルブ賞[仏ダービー](芝2400m)、パリ大賞典(芝3000m)、ロワイヤルオーク賞(芝3100m)、リュパン賞(芝2100m)、グレフュール賞(芝2100m)、オカール賞(芝2400m)など 血統背景:父は凱旋門賞馬Biribi、母はモーリスドギス賞の勝ち馬AdvertenciaでChouberskiの3×4のクロスを持つ仏国血統 馬名由来:『Le Pacha』 “le”仏語で男性名詞につく冠詞+“Pacha”オスマン=トルコ帝国の軍司令官・地方長官の称号 距離の適正:芝2200m〜3200m レースでの特徴:3歳時のLe Pachaは勝つ度に記録をつくり、競馬史に名を刻んでいった。 ジョケクルブ賞の前哨戦であるリュパン賞を勝ったことで史上二組目の親子制覇を達成、本番となった仏三冠レースの第2戦・ジョケクルブ賞では1.5倍の圧倒的1番人気に応えLe PampreとPizzicato(同着)を3馬身離し2:40.6での優勝。 続くパリ大賞典も勝利し、ジョケクルブ賞と同様に父の無念を晴らした。その後、3年振りの開催ということもあったのか史上最少頭数の7頭立てとなった凱旋門賞へ臨み、DjebelとJockの1番人気馬を下し、また同世代のライバルNepentheをも短頭差振り切り、2:36.26のタイムで最高の栄冠を掴んだ。この勝利によって無敗の凱旋門賞馬になったばかりか、史上初の親子制覇という記録も打ち立てた。 欧州最強馬に君臨したLe Pachaが仏国クラシック戦線に戻ったところで既に敵はいなく、ロワイヤルオーク賞を制したことで史上5組目の親子制覇とBrantome以来7年ぶりの仏2冠馬と更に記録を増やした。 4歳になってからも初戦を勝って、サンクルー大賞で仏国の中長距離主要レースを総なめにしようとしたがDjebelの雪辱に喫し、レコード勝負の中頭差の2着となった。その後、連覇を狙った凱旋門賞でもDjebelの6着に敗れた。 代表産駒:仏国・Haras de Saint-Crespin サンクレスピン牧場で種牡馬入り、自身の成績に届く産駒には恵まれなかったがMarco Polo(コヴェントリーフォールS・種牡馬)、Merise(Mincioの母)などを輩出した
// 兎馬 04/11/10 20:20
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