|| DAVIDBOWIE 03/10/13 15:03
昨年秋の競馬を1頭で盛り上げたファインモーションの秋初戦。 確かに単勝1.3倍は、現実的な不安要素を考えれば過剰な人気ではあったが、競走馬としてのスケールで抜きん出ていたことは事実だ。
そのファインモーション、パドックでも今までになく落ちついており、スタートも抜群。しかし、そのスタートの良さから強気に逃げる作戦に出たあたりから歯車が狂ってしまった。 1,200通過1.10.6、さらにそこから11.5→11.5。 坂をあがるところでスタミナを失いずるずると後退してしまった。 10年前の高松宮杯(中京2,000m)、休み明けのヒシアマゾンが初めて逃げ、初めて連を外したレースを思い出した。 歴史的な名馬、名牝とは言え、どこまでいっても牝馬は牝馬、精神的にも肉体的にも難しい面が多々ある、ということだろう。 次走の巻き返しに期待したい。
レースの方は、ファインモーションの凡走により、結果的には「普通のG2」となった。
勝ったバランスオブゲームは唯一賞賛に値する内容だったが、「叩いての上積み」 のない馬であり、GIではよほど展開に恵まれない限り厳しいだろう。
2着トーホウシデン以下はG3レベルの内容。 血統面、レース振りから2,000では距離不足の印象。 体質が弱く疲れが残りやすいため、無理せず間隔を取って使われれば、有馬記念辺りでもしかするかも。
3着エイシンプレストンはいかにも休み明け、次走は香港?マイルCS? いずれにしても今回は叩き台。
5着テンザンセイザの末脚が目立った。 直線内によれながら良い脚を使っており、右回りのG2レベルなら楽に勝負になるレベルに達している。
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