|| DAVIDBOWIE 03/11/15 15:02
ゆったりとしたペースとなり時計自体は平凡なものとなったが、内容の濃いレースとなった。好走した各馬のレベルは高く、今日のメンバーが阪神JF〜桜花賞〜オークス戦線の核をなしそうだ。
勝ったスイープトウショウは、新馬勝ち時点で大味な内容で、レース経験を経てもっと大人な競馬ができるのではと期待していたが、結局新馬戦同様に出遅れ、直線大外、と全く同じようなレース振り。それでも実力馬・ロイヤルセランガーをねじ伏せての完勝。トウショウ牧場に受け継がれる伝統の牝系が、欧州最強馬・ダンシングブレーヴと現代の主流スピード血統であるフォーティナイナーによって見事に蘇った。1,600メートルへの距離延長は全く問題ないだろう。阪神JFの中心馬。
2着ロイヤルセランガーは道中中団、直線最内とソツのないレース振り。この自在性は2〜3歳戦で大きな武器となる。今後も要注意の1頭だろう。大崩のないタイプ。
3着に伏兵マルターズヒート。新馬勝ちがダートだったので人気の盲点となっていたが、血統的にはシアトルスルー系×ロベルト系と、芝の中距離向き。今回のレース内容を見ても、スピードよりもしぶとさを生かすタイプ、距離延びて更に良さが出そうだ。
4着マチカネエンジイロも好内容だった。404キロと小柄な馬体に成長がほしいが、馬体のバランスは良く見栄えがする。
1番人気ツルマルシスターは1,400メートルのペースに対応できず惨敗。もともと1,800の未勝利をレコード勝ち、1,600の野地菊賞もスローを直線だけで差し切ったもので、この敗戦はこの馬の適性を決定付けることになった。オークスで実力を100%発揮するタイプということだが、今後どのようなローテーションを歩むのか。1,600メートルの阪神JF・桜花賞での評価が難しいところだ。
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