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毎日王冠 |
[ ☆レース回顧 ] |
|| とお 04/10/10 18:24
前日は台風がやってきて中止になり、かなりの降雨量があった東京競馬場で、馬場が心配されたが台風が夜には通り過ぎていて雨が止んだことや、風通しのいい競馬場だけあって馬場の回復は早かったか。 芝はやや重でのスタートとなった。また9月上旬に蒔いたという洋芝イタリアンライグラスは、東京は9月から晴れが多かったたけに成長は良好で、散水によって表面の根張りだけはしっかりとして、地面は硬くなり高速馬場だったのかもしれないと思う。
メインレース毎日王冠はやや重馬場だったが、タイムは1分46秒。レコードタイムにコンマ6秒差というなかなかのタイムでの決着となった。
ハロンタイムは12.6 - 10.8 - 11.7 - 12.4 - 12.2 - 11.9 - 11.5 - 11.0 - 11.9 。1000メートル通過が59秒7。やや重馬場を考えると速いのか、遅いのかわかりにくいラップだが、レースのラスト3ハロンは34.4と速いし、レースは1分46秒と高速での決着だったことなどを考えると、やや遅いペースで流れたと考えられそうだ。
1着 テレグノシス とにかく折り合いだけ気をつけて乗ったという勝浦騎手。府中の直線は長く、直線は各馬ばらけるだけに後方一気馬にとっては捌きやすく、位置取り、仕掛けどころ云々はたいして気にしなくていいコースかもしれない。折り合いさえついて、じっくりためれば素晴らしい末脚を発揮するテレグノシス本来の競馬がしやすく、このあたりが府中巧者である所だろうかと思った。 レースは4枠でなかなか良いスタートからすぐに折り合いに専念し、馬を下げ、向正面では最後方の位置取り。最後のコーナーのあたりで、徐々に外に持ちだし、直線で大外に持ち出して伸びてくる。逃げて2着のローエングリンは最後の2ハロン目を11.0で通過し、他馬の追撃を許さなかったのだが、最後の1ハロンで失速し、レースの最後1ハロンは11.9とかかり、このラスト1ハロンでテレグノシスが強襲し、先頭に取って代わった。 天皇賞に出てくればで面白そうだと思った。戦略は折り合いに気をつけてただの後方一気。人気馬が前でしのぎを削りあえば、あるいはアグネスデジタル、ギャロップダイナの再現があるか。
2着 ローエングリン 真面目に走りすぎと横山典騎手。先頭に立って4ハロン目から12.4と息を入れ、12.2−11.9ー11.5と徐々に加速し、ラスト2ハロン目を11.0と最高潮。最後の1ハロンではやや失速し差されるも、3着以下の馬には最後の1ハロンでもあまり差を詰めさせず、完封している。ただメンバーが揃うとどうしても勝ちきれない印象。
3着 ブルーイレヴン スタートはまずまず。後方から4番手の位置で外目、外目でレースを進め、ラスト3ハロンまで楽な手ごたえで進出、ただラスト2ハロンからは11.0とローエングリンが伸びを見せ、ブルーイレヴンの四位騎手も敵は前だと追い出すが、ラスト2ハロン目で11.0のローエングリンが伸びは、なかなか差を詰めさせさせなかった。最後の1ハロンで徐々に差を詰めるが、外からテレグノシスに差されて、ローエングリンを交わせずの3着。それでもようやく最近まともに走れるようになった馬だし、勝ち馬とはコンマ3秒差、4着にはコンマ2秒差となかなかレベルが高い走りを見せたように思った。左回りでは信頼できると四位騎手はコメントしたようだ。
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