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菊花賞 |
[ ☆レース回顧 ] |
|| タカハシ 04/10/24 21:06
コスモバルクが持っていかれてそのまま逃げる展開。それでも他にハナを主張する馬がいなかったためほぼ平均ペースで流れ、勝ちタイム3分5秒台、上がりは35秒台。面白い菊花賞になった。 1着 デルタブルース ステイヤー血統爆発といった感じ。1000万下条件勝ちがハンデ戦なのが心配だったが、4コーナーでコスモバルクを捕まえにいって堂々押し切る強い競馬をした。個人的見解だが、菊花賞を3分5秒台で勝った馬はその後もそれなりに活躍できると思っている。中距離でも走れる馬に成長してほしい。 2着 ホオキパウェーブ スタート後から無理をせず後方追走。ほとんどポジションを変えずに最後の直線では内にもぐり込んで脚を伸ばした。血統的にどうかと考えていたが、連なら問題なかったようだ。ゆりかもめ賞の後だったか、岡部騎手が「カーネギーの代表産駒になれる器」と言っていたのを思い出す・・・。 3着 オペラシチー ペースの速かった前半1000メートルはほぼ最後方。ペースが落ち着くにつれポジションを上げたが、結局最後に来て最初の位置取りが堪えたのか、伸びが止まった。だが4コーナーでは前を射程圏に捉えながら差せなかったのは、勝ち馬に3000への適性で劣っていたという考え方もできる。3着争いを制した根性は大したもの。 コスモバルク 最初引っかかったが先頭に立つと一気に落ち着いたように見えた。走りのリズムも良かった。それでも最後は1周目の坂で行きたがった分の差が出てしまったようだ。無理して押さえ込まずとも逃げ戦法を続ければG1が見えてくると思うがどうなのだろう。今後も中距離で要注目の1頭だ。 ハーツクライ 発汗が目立った。平均以上のペースで流れる長距離戦はサンデー産駒は不得意で、その上この馬の母系を考えると3000はやや長すぎたのだろう。本当に長距離適性があればこれくらいの上がりなら突っ込んでこれるはずだと思うので。ダンスインザダークに迫る器というのは橋口さんが買いかぶりすぎていましたかねえ。
施行時期が変わったあたりからやたら条件勝ちの馬が来るようになっている。春に短中距離のスピード不足に泣いた馬が、古馬混合になって長距離の番組が増えるとともに素質を発揮してくるからだろう。菊花賞後も活躍を続けてくれれば条件馬が勝っても問題なしだと私は考える。今年の収穫がひとつ。長距離適性さえあれば、前哨戦が軽量であることはそれほど気にしなくてもいいというのがわかったこと。
あと、今の京都は、ペースによって逃げが粘ったり追い込みが決まったり多様で、時計も速すぎない、いい馬場になっていると思います。
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