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武蔵野S |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 白幸緋牡丹 04/11/3 11:39
徹底逃げを打ち出していたロングカイソウが予想通りの逃げ。地方馬トミケンマイルズが果敢に二番手、内からエースインザレース、外からサイレンスボーイが続き先団を形成。エコルプレイス、トップオブワールドはダッシュ不発で中団から。前残りを警戒してか、先行勢にキツイ展開。 直線に入っては捻り合いと言うか、消耗戦が展開される。ロングカイソウらは早々に潰れ、サイレンスボーイが絶好の手応えから抜け出しを図るが、決定的な差までには至らず。外からベラージオが一瞬良い脚を見せるが、あくまで一瞬。内からエイシンハンプトンが伸びてくるが、差を詰めるに留まる。そんな中、先行勢の後ろに構えていたピットファイターが馬群を捌いて力強く伸びる。ついには後方待機勢までもが脚を伸ばし始めてきたが、ピットファイターがサイレンスボーイを捕まえて勝利。3着には直線一気のベルモントパティ。 1番人気エコルプレイスは11着、3番人気トップオブワールドは8着に、それぞれ惨敗。
勝ったピットファイターは初重賞制覇。昨年12月以来の長期休養明けだったが、態勢は十分だったようだ。5番人気に支持されていたように、素質は認められていた。 逆に2着のサイレンスボーイは微妙に重賞タイトルが遠い。大外枠も少し外過ぎだったか。 3着のベルモントパティは人気薄の格上挑戦組。直線一気が奏効した部分もあるが、大善戦には違いない。
評価が微妙なのが時計。朝からの雨で10Rまでがやや重、このレース直前には重にまで悪化していた。実は同条件1000万特別の9Rの方が時計も上がりも速い。10Rではメイショウキオウのレコードが破られている。時計と格下馬の食い込みがあることから、低レベル戦と見ることもできる。が、重馬場となったことで脚抜きの良い馬場を通り越して時計が掛かり始めた、と見ることもできる。わかり易い答えは、今後各馬の活躍で示されると思う。
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