|| DAVIDBOWIE 04/12/13 00:08
レースラップ:12.3 - 10.8 - 10.9 - 11.4 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.2 (前半:34.0-45.4-57.4) (後半:49.4-48.0-36.0)
パドックの雰囲気で目立ったのはストーミーカフェの雄大な馬体。ただしこの馬、馬体や血統面からはマイルというよりも、明らかに中長距離向き。次いでマイネルレコルト。完成度の高さ、仕上がりの良さをうかがわせるバランスの取れた好馬体、落ち着きもある。テイエムヒットベが以外に伸びやかな馬体で、特に首差しの雰囲気がよい。前走ヴァーミリアンを抑えたのもうなずける。ペールギュントはまだまだ成長途上という雰囲気で、馬体重も若干太め残りか。セイウンニムカウは以外に落ち着いていた。エイシンヴァイデンの馬体には成長が窺えず、エイシンサリヴァン・シルクネクサスあたりは距離伸びて期待できそうな雰囲気だった。
レースは好ダッシュのコパノフウジンが飛ばし(この馬のテンは速い!)、テイエムヒットベが熊沢騎手の出ムチにこたえてグングン加速し、2ハロン時点付近で先頭に並ぶ。「そろっと出した」と四位騎手のいう通りゆっくりとスタートを切ったストーミーカフェだが、そこから引っかかるように前を追いかけ、結局3ハロンを過ぎるあたりではハナを奪ってしまった。ここからが昨年のメイショウボーラーを凌ぐ空前のハイラップ(45.4-57.0)となり、先行集団をおいかけるようにシルクネクサス、スキップジャック等が続き、ディープサマーは中団の外目、マイネルレコルトはその直後。ペールギュントはデイリー杯のように最後方というわけではなかったが、やはり後方でレコルトのさらに後ろを追走、エイシンヴァイデンはおっつけおっつけでさらに後方、武豊マイネルハーティは殿り待機。 ハイペースながらストーミーカフェはもったままで直線に向かう。テイエムは早々と脱落し、シルクネクサスも追いかけるものの徐々に後退。変わって外から凄い手ごたえで一気にマイネルレコルトが先頭にたち、レコルトにあわせるように追い上げたエイシンヴァイデンは余力なく後退。ストーミーカフェも粘るが、マイネルレコルトの伸び脚は衰えず2馬審査をつけてゴール。外から追い上げたペールギュントがゴール前で3着に上がり、以降は一団でゴールした。
勝ったマイネルレコルトの完成度とスピード能力が目立った1戦。同時期のマイネルラヴに似た雰囲気で今後もマイル路線で安定したレースが期待できそうだ。皐月賞-ダービー路線では厳しいか。しかしチーフベアハート×タイテエムの血統でこういう馬を生産できるとは、岡田氏/マイネル軍団おそるべしだ。ノーザンファームの血統馬2頭を従えてのゴールを目の前に、岡田氏が大いに溜飲を下げたことだろう。
2着ストーミーカフェもこのペースで2着に粘るのだから能力の一旦を見せたが、いかんせんこの気性。これが落ち着けばすごい馬に育ちそうだが、今後は気性の成長待ち。さすがに直線に阪のあるコースの2,000以上で今回のペースでは逃げ切れまい。しかし最近個性派が少ないだけに楽しみな存在ではある。
3着ペールギュントは掛かり気味の気性を考慮してこのレースを遣ったとのことだが、明らかに距離が短い。デイリー杯では長い直線と展開利で差しきれたが、今後は広いコースの1800以上で狙いたい。ただし、まだ成長途上で安定感は現状ではイマイチ。
スキップジャックは直線でまったく進路がなく万事窮す。これで人気を落とすことはないだろうが、血統的にも奥のある馬、距離伸びても期待。期待したシルクネクサスはどん尻敗退。ちょっと敗因がつかめない。次走もう一度期待する。
http://www.geocities.jp/yknys/kaiko.html
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