 |
2005 若駒S |
|| 人力 05/1/25 05:24
テイエムヒットベとケイアイヘネシーがやり合い、3番手以降に大差をつけて進む。ディープインパクトは出があまり良くなく、道中最後方。「これで届くのか?」とハラハラしたが、全く問題ではなかった。直線手前から徐々に進出を開始して、上がり3ハロン33.6での差し切り。のみならず2着以下に5馬身もの差をつけた。ケイアイヘネシーが結局2着に粘り込み、池江郎厩舎の1・2フィニッシュ。
馬場・脚質が違うとはいえ、デビューから2戦連続して2000mで上がり33秒台を使う馬などというのは前代未聞である。デビュー戦はスロー、今回はハイペースと、異なる展開の中で楽勝したことにも価値がある。後の問題は多頭数競馬への対応だろう。この関門、そして追い込みに絶大不利な中山コースを克服することができれば、「光速」と呼ばれたあの馬に近付くことができる。私は既に同じ域に居ると思っているし、是非そうなって欲しいと思っている。今から春が楽しみな逸材が現れた。
インプレッションは思ったよりも伸びなかったことを鑑みると、距離が長いのかも知れない。アドマイヤコングは終始ディープインパクトをマークする競馬を心掛けたものの、如何せん決め手に差があり過ぎた。ジリなだけに、前につけないと一線級との勝負は難しいだろう。というよりは、今回安藤勝騎手はアドマイヤコングをディープインパクトと他馬とのモノ差しに使ったような気がしてならない。
|
|
|