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ダービー卿CT |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 寒さが厳しく… 05/4/9 04:05
騎手の乗り方一つで大きく結果の明暗を分ける面白いレースとなった。
1着ダイワメジャー 咽の病気を克服しての復活だった。道中は先行グループから直線好位置、最後はG1馬らしく格の違いを見せる伸び脚で2馬身差の快勝!ケチの付け所もない見事なレースだった。タイムも申し分なく、ひさしぶりにマイル路線を賑わす馬の登場となった。柴田善騎手のソツない乗り方もしかり、それに応えた馬の能力の高さしかり、強さをまざまざと見せつけてくれた。
2着チアズメッセージ 叩き3走目とはまさしくこのこと。田中勝騎手の好騎乗も相まって、最後は2着に上り詰めた。前が忙しくなると見るや、先行タイプの同馬を下げ、折り合う。最後は上手く馬群を裁き、メンバー中最速の脚を豪快に披露した。ただ伸びるだけならなら誰にでもできるが、ゴール前でゴボウ抜きの2着は騎手がナイスタイミングで仕掛けた結果であろう。
3着トレジャー こちらも騎手の好判断の結果であろう。1枠1番の最打ちの利を生かし、ロスなく走った。道中も揉まれることを嫌い、馬の気分良く先行させた。最後勝ち馬とは能力の差が歴然と現れてしまったが、北村騎手の好判断あってこその3着であった。もともと重賞2着3回がある能力馬なのだから、乗り方一つとは本当にこういうことを言うのだろう。
4着にはチアズメッセージ同様に乗った江田照騎手のエルカミーノ。軽ハンデではあったが、近走凡走続きの馬をここまで引っ張ってきたのは立派。5着マイネルソロモンは5着と人気した割に凡走。昨年G1を4着と安定した結果を残してきたが、勝ちきれない面があり、メンバーなりに走るというタイプなのだろうか。それにしても内内を走り、直線で先行した他馬が壁になり、出るところがなくったレースっぷりがあまりに可哀相だった。
フジサイレンスは中1週ときついローテだったが、重賞になると力不足か。中山巧者ということで人気したミッドタウンも気難しい面があり、重賞になると力不足か。最下位になったオークス馬ダイワエルシエーロは道中何度もぶつけられ、走る気もうせたかのような結果。結局外傷を負い、春のレースは見合わせる残念な結果となった。
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