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きさらぎ賞 |
[ ☆レース回顧 ] |
|| K 09/2/18 12:18
リーチザクラウンの圧勝劇には度肝を抜かれた。スタートからスピードの違いで先頭に立ってしまう競馬、内を開けて「誰か行ってくれ」という明確な意思表示にも競りかけてくる相手はおらず、完全なる一人旅。直線も後から全く追ってくる馬は居なかった。豪華メンバーだった共同新聞杯に比べいかにも小粒の面々で、勝利自体を不思議がる人間は誰もいないだろうが、その内容は道中ほぼ同じペースだった準OP飛鳥Sのタガノエルシコ(日経新春杯3着)の勝ちタイムを上回っており、破格と言っていい。間違いなくG1級の器だろう。ただ、その能力が発揮されそうなのは、今回の距離短縮でのパフォーマンスの向上を見ても、2000以上ではなくそれ以下のレースということになりそう。2000ならばまだごまかしはきく(先行有利の皐月賞ならば尚更)かもしれないが、現状では2400にはとても対応出来そうに無い。皐月の後にNHKマイルに回るようならば変則2冠の可能性はあるとは思うが、ことクラシック2冠となると気性面の克服が重要課題となりそうだ。 リクエストソングは最後方から最後2着を確保。勝ち馬以外との力の差は示したが、その勝ち馬と絶望的な差がついた以上、少なくともクラシックでどうこう言える馬では無いということだろう。まだまだ荒削りであるし、勝負になるとすれば秋以降か。 エンブリオは直線平坦の末脚勝負になれば力を発揮するようだ。京都新聞杯が合いそうなタイプ。 エンブリオとは逆にベストメンバーは急坂のあるコースの方がいいということか。次は若葉Sとの事だが、相手次第では権利をとってくる可能性は十分あるだろう。 ダノンカモンは前走で増えた馬体重を戻してきたがそれでも惨敗。マイル含めクラシック路線から完全に脱落した感がある。
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