|| DAVIDBOWIE 03/09/29 (月)21:54
レベルの高い素晴らしいトライアル戦となった。
追い出しを我慢し、直線独走したゼンノロブロイの強さにまずは脱帽。 シンボリクリスエスとの比較では一枚劣るとの印象をもっていたが、 今回の内容はむしろ昨年を上回るもので、秋の天皇賞でも十分勝負になるだろう。 逆に2,000で非常に強い競馬を見せたことで、万が一3,000の菊花賞に まわった場合の評価が非常に難しい。 鞍上も含めて、予想する側としても慎重な検討が必要だろう。
予想と降り武豊J得意の「4角出しぬけ」を狙ったサクラプレジテントは2着。 スペシャルウィークと父・母父が同様ということで同タイプの万能型を イメージするむきもあるが、この馬はむしろロイヤルタッチ型。 (あるいは血統はまったく異なるがホワイトストーンにも似ている) 折り合いだけがポイントで、かつ使える脚は一瞬、直線の坂は苦手。 そんなタイプだけに、菊花賞でも武豊Jが乗るようであれば、好走の可能性は非常に高いと見る。 今回、持続力・底力といった面で不安をのぞかせたことで、天皇賞よりはむしろ 菊花賞の方が好走の可能性は高いと見る。
2冠馬ネオユニヴァースが3着にやぶれた。 直線の脚に春の勢いはなく調整の難しさを感じさせられたが、 これを叩いての本番は調子をあげてくるだろうし、間違い無く有力馬の1頭だろう。
期待したリンカーンは4着だったが、4角で行き場を失う不利があってのもの。 それでも瞬発力を発揮するシーンがなかったところに不満はあるが、 これも菊花賞での有力馬としての評価をとりさげるわけにはいかない。
展開に最も恵まれたはずのザッツザプレンティは直線見せ場なく5着。 ぱんぱんの良馬場で争われる限り、菊花賞での好走は難しいか。
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