|| 淀まで15分 04/06/02 (水)18:32
「世界」を制した脚は健在だった。昨年の有馬記念以来となったタップダンスシチーが貫録のレコード勝ちを収めた。 スタートは少し飛び上がり加減でヒヤリとさせられたが、スムーズに1角をクリアし好位を追走。 3角あたりからすっかりお馴染みとなったロングスパートで先頭に立つと、従来のレコードを0.3秒短縮する1:57.5のタイムで勝ち切った。 昨年も大活躍だったタップダンスシチー。暫定ながら現役最強の看板はこの馬では。主役として堂々と宝塚記念に駒を進める。
2着にはブルーイレヴン。ついに良馬場の左回りで能力をフルに発揮した。 タップダンスシチーに猛然と襲いかかるフットワークこそ、長らく期待を集めていた真の姿か。 今回の結果を鵜呑みにできるかはまだわからないが、ハマればこれくらいは走れるということは存分に見せつけた。 天皇賞16着のザッツザプレンティがわずかに復調を見せる3着。どうやらこの馬にはちょっと時計が速過ぎたか。
4歳牝馬G1馬2騎は牡馬の壁に泣いた。アドマイヤグルーヴは直線、一旦は2番手まで上がりながら5着。 「まだ完調ではない」と武豊騎手。能力全開となったときに牡馬と互角に対峙できるか・・・ 始動戦となったスティルインラブは見せ場もなく8着惨敗。もともと休み明けは苦手なタイプとはいえ、あまりに負け過ぎ。 久々でテンションが高かったようだが、叩いて宝塚記念でどうかとなると・・・苦戦は免れないだろう。 走破時計は奇しくも秋華賞と同じ1:59.1。勝ち時計も速過ぎた。すぐにとは言わないが三冠牝馬の意地を見せてもらいたいものだ。
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