|
鳴尾記念 |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 79 07/12/09 (日)21:47
12.9 - 11.6 - 11.4 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 11.4 - 11.1 - 11.7 1:47.5 4F 46.5 - 3F 34.2
8番人気の伏兵ハイアーゲームがゴール寸前で逃げねばるエイシンデピュティを交わして1年8ヶ月ぶりの勝利。 人気を集めた3歳勢は3着同着のアドマイヤオーラが最高で、レインダンス7着、ドリームジャーニー8着と振るわず。
逃げ馬不在で、押し出されるようにハナに立ったエイシンデピュティの作ったペースは 阪神外回りにありがちなスローペース。完全に上がり勝負になりました。
ハイアーゲームはアルゼンチン共和国杯で56kgと比較的重めのハンデで0.5秒差6着と復調の兆しを見せていましたが、 ここではクラシックを走ってきた3歳馬たちに注目が集まり、完全に人気の盲点になっていました。 それほど瞬発力タイプの馬ではないですが、好位追走から広いコースでじっくり末脚を伸ばせたことが勝因でしょう。 屈腱炎による長期戦線離脱にもめげず、同馬を立て直した陣営を称えたいです。
エイシンデピュティはこのメンバーでは単純に力上位。1600〜1800のG3なら今後も上位争い。 アドマイヤオーラは一瞬まとめて交わすかのように見えましたが、最後はもうひとつ。 骨折明けで、中間も熱発があったりと順調さを欠いたことを思えば悲観する内容ではないですが、ドバイ挑戦は少し無謀か。 レインダンスはこのメンバーでは少し足りない印象。 「3歳牝馬は強い」と言われていますが、強いのはダイワスカーレットとウオッカの2頭だけで、あとは例年レベルと考えるのが妥当。 ドリームジャーニーはスロー決め手勝負よりも上がりがかかってこそ力を発揮する、典型的なステイゴールド産駒。 今回の流れでは負けるのも致し方ないが、来年は否応無しに57kg以上の斤量を背負わされることとなり、レース選択はかなり難しくなる。
|
|