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スワンS |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 79 08/11/03 (月)10:35
12.2 - 10.9 - 11.2 - 11.1 - 10.9 - 11.5 - 12.1 1:19.9 4F 45.6 - 3F 34.5
5番人気マイネルレーニアの逃げ切り勝ち。2歳11月に京王杯2歳Sの制覇以来、2年振りの重賞勝ちとなった。 2着には骨折休養明けのローレルゲレイロが3番手追走からそのまま残り、前残りの決着となった。 1番人気スズカフェニックスは差して届かず4着まで、短距離界の新星として期待され2番人気に推されたファリダットは8着に敗れた。
マイネルレーニアの逃げは前半3F34.3秒-4F45.4秒-56.3秒。 ここ数年のスワンSの時計と比べて遅いという訳でもなく、むしろ1000mの通過は2000年以降で最も速いタイム。 決して単純に先行有利という流れだったとは思えないのですが……。
1着マイネルレーニアはこれで2連勝。ポートアイランドS→スワンSの連勝は前年のスーパーホーネットと同じです。 単に展開に恵まれた訳ではなく、自らイーブンペースを作っての逃げ切り勝ち。素直に評価したいと思います。
2着ローレルゲレイロは高松宮記念以来約7ヶ月振り。久々なので無理して先頭争い争いはせず、番手からの競馬で2着を確保しました。 次に繋がる内容、ベストは1400という感じもしますが、あと1Fの距離延長でも力を出し切れれば。
3着以下は少しだらしない走り。 3着ジョリーダンスは京都での実績はありませんでしたが、ワンペースの緩み無い流れで力を発揮するタイプ。ただし、全盛期に比べるとややパワーダウンが否めません。
スズカフェニックスは中団から脚を伸ばすも4着まで。上がり3Fは34.1秒。 逃げたマイネルレーニアの上がりを0.4秒しか上回れなかったこの内容ははっきりと完敗。 07年の高松宮記念以来、長らく短距離界の中心にいた馬ですが、ちょっと翳りが……。
08年高松宮記念馬ファイングレインが5着。こちらも秋に復帰以降、内容一息。59kgという斤量を考えても、G1馬としては若干物足りない内容でした。
準OPを勝ったばかりながらも、スズカフェニックスと差のない2番人気に推されたファリダットは見せ場無く8着。 鞍上・武豊騎手がレース後に残したコメント「それにしても人気になりすぎですよ。これからの馬ですよ」。これが全てでしょう。
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