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[レース]
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2008/12/ 7 ジャパンCダート 阪神 ダ1800 G1 3上国  13000

着順
馬名 英字名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差値
1200〜 距離 〜3200
実績
実績
Point
距離
Point

カネヒキリ

2002 栗毛57 1. 49. 2 65 --====-----451 517 抹消
メイショウトウコン

2002 黒鹿57 1. 49. 2 65 ---====----237 713 抹消

ヴァーミリアン

2002 黒鹿57 1. 49. 3 64 --====-----370 666 抹消

サンライズバッカス

2002 黒鹿57 1. 49. 6 63 -=====-----310 631 抹消
ブルーコンコルド

2000 鹿毛57 1. 49. 6 63 =====------356 580 抹消
(外) カジノドライヴ

2005 栗毛56 1. 49. 7 63 --==-------43 225 抹消
[地] フリオーソ

2004 栗毛57 1. 49. 9 62 --====-----38 327 抹消

サクセスブロッケン

2005 青鹿56 1. 49. 9 62 --===------176 407 抹消

ワンダースピード

2002 黒鹿57 1. 50. 2 61 ---====----257 482 抹消
10
ワイルドワンダー

2002 黒鹿57 1. 50. 2 61 -=====-----254 436 抹消
11 (地) ボンネビルレコード

2002 鹿毛57 1. 50. 8 59 --===------8 343 抹消
12 [外] フロストジャイアント Frost Giant

2003 栗毛57 1. 51. 5 56 --===------0 89 抹消
13 [外] ティンカップチャリス Tin Cup Chalice

2005 鹿毛56 1. 51. 6 55 ====-------0 75 抹消
14 アドマイヤフジ

2002 黒鹿57 1. 52. 3 53 ---====----373 657 抹消
15 メイショウバトラー

2000 鹿毛55 1. 54. 5 44 -====------213 663 抹消
[外] マストトラック Mast Track

2004 鹿毛57 取消
=====------0 72 抹消

 [ 出走馬一覧・詳細 ]

レース回顧
 [ レースBoard ]
ジャパンCダート [ ☆レース回顧 ]
|| 倫敦納豆 08/12/07 (日)23:45  
 おそらくこのレースを見た人のうちかなりの割合が、現在のダート王ヴァーミリアンと将来を担うであろう3歳馬との戦い、として見ようとしただろう。だが、見ておかなければならないのは過去の方だった。
 人気はJBCクラシック1、2着のヴァーミリアンサクセスブロッケンが占めた。他の既存勢力はヴァーミリアンを倒せない、との思いが強かったようで、人気は以下カジノドライヴカネヒキリとここまで10倍以内、5番人気もティンカップチャリスだった。

 スタートしたが、逃げが予想されたティンカップチャリスを含め、意欲的に先頭に立とうとする馬がいない。それでは、という感じで改めてティンカップチャリスが先頭に立った。が、3F目が13秒1。右周りがつらかったか、あるいは始めからスローに落とす予定だったのか。ここでサクセスブロッケンが内から先頭を奪った。3番手以降はフリオーソ、そしてカジノドライヴがここで4番手に上がった。以下アドマイヤフジカネヒキリ、内にメイショウバトラーブルーコンコルドワイルドワンダーヴァーミリアンはさらに後ろ。
 3角からレースが動き始める。逃げるサクセスブロッケンをめぐって外からフリオーソカジノドライヴ、内からカネヒキリが迫る。後方からヴァーミリアンが、さらに後ろからメイショウトウコンが外を回して追い上げる。
 直線に入ってサクセスブロッケンフリオーソが並ぶ。しかし両馬の間をカネヒキリが抜ける。外からカジノドライヴ…より外からヴァーミリアンメイショウトウコンが迫る。後ろからブルーコンコルドサンライズバッカスも来るがこれは勝ち負けは難しそう。
 先に抜けたカネヒキリに外の2頭が並ぼうとするが、ここでヴァーミリアンが少し遅れる。メイショウトウコンがようやく並びかけたか、と思ったところがゴール、カネヒキリがわずかにしのいだ。

 勝ちタイム1:49:2、上がり4F49:0、3F36:6。ダートのバランスにしては前半が遅く、後半が速い。だが前有利にはならなかった。芝の長距離戦などで、超スローペースだが馬群がばらけなかったために先頭と後方の差が小さく、位置取りよりも末脚で着順が決まることがある。今回もそのようなレースだったのではないか。例えばフリオーソはそのようなレースに勝てないことはわかっていたが、サクセスブロッケンもそれに近いタイプだったのだろうか。
 勝ったカネヒキリと負けたヴァーミリアン、この一戦の意味はとてつもなく大きい。カネヒキリが屈腱炎で療養中にヴァーミリアンが成長してダートの絶対王者になっていた訳だが、「もしカネヒキリが無事だったら、ヴァーミリアンが勝っていたダートG1のうち、いくつがカネヒキリのものだったか?」という声が出るのは避けられないだろう。引退を望むわけではないが、これでカネヒキリには肌馬が集められそうだし、ヴァーミリアンからは肌馬が逃げて行った、そんな気がする。
 惜しくも大魚を逃したメイショウトウコン。これまで府中や大井のG1に遠征して壁に跳ね返されてきたが、それがG1の壁というより輸送の壁だったことが確認できた。来年のJCDまで力を保っていられるだろうか。いっそのこと、米国の東海岸あたりに半年くらい長期滞在させ、G1を連戦させたりできないだろうかと考えてしまう。
 カジノドライヴは差し・追い込み勢に抜かれて6着。コース不適合というなら別だが、見た限りでは「世代限定G2を一つ勝った3歳馬」という現在の肩書きは、ちょうど実力と見合ったものであったように思う。今後は除外との戦いが待っているわけで、まずは確実に1600万下を卒業することを期待するが、今後も出走権で贔屓されるべきとは思わない。

 最後にコース変更と米国馬について。東京2100〜阪神1800で有利になったのは距離くらい、コースとしても右回りだし東京より低速だし、より米国馬向きの条件になったとは思えない。ただし個人的には米国のダートは故障が多そうなイメージがあり、日本が米国式に追随すべきとは思わないが。
ジャパンCダート [ ☆レース回顧 ]
|| レグルス 08/12/08 (月)07:58  
レース全体の回顧は既に行われているので、ここでは、騎手の感想を踏まえた本レースの問題点についてコメントする。

まず、一番人気のヴァーミリアン。1コーナーすぎ、フロストジャイアントが、コーナーを曲がり切れずに膨らんできたので、ヴァーミリアンは、「接触して外に押し出されるような形で、ポジションを下げざるを得なかった」と岩田騎手。3コーナーから外をまくって上がってきたが、走った距離は、勝ったカネヒキリと相当に差があった。この一戦で、ヴァーミリアンの評価を下げることは全く無いと思われる。

次に二番人気のサクセスブロッケン。これも、コーナーをうまく曲がれないティンカップチャリスが前を走っていた所、横山典騎手が、「米国馬がコーナーも回れないし危ない」という判断から、2コーナー過ぎ、ハナに飛び出さざるを得なかった。そのため、平均ペースに関わらず、前での出入りが激しくなって、結果的にサクセスブロッケンは直線で脚が上がってしまい、8着。この一戦で見限るのは早すぎる。

三番人気のカジノドライヴも、「右回りのコーナーワークもちょっとぎごちなかった」と安藤勝騎手が言うように、米国の左周りに慣れすぎた模様。やはり経験の浅さが問題になったが、6着に踏ん張っているのは今後を期待させる。

メイショウトウコンは、完全にヴァーミリアン一頭をマークした形で、ヴァーミリアンとともに、直線で大外を上がってくる。マークしていた側であった分、最終的にヴァーミリアンより前でゴールした。藤田騎手は、「まくり切ったと思った」が、実は、離れた内側に1頭抜け出てくる馬がいた。それが、優勝したカネヒキリであった。不利を受けない内側を、「あれこれ考えずシンプルに乗った」ルメール騎手の好騎乗が光った一戦であった。

それにしても、左回りの東京から右回りの阪神に変更されたことが、このような形で影響を及ぼすとは、誰も予想しなかったに違いない。

[0.13]



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