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札幌記念 |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 富士山 09/08/23 (日)23:29
ドリームサンデーがかなり気合をつけて先行したため、緩みのないペースで進むことに。開催10週目であり、午前中は雨もぱらついたことを考えれば、なかなか厳しい展開になった。終いの1ハロンも12秒5とかなり掛かっており、道中最後方近いところにいた馬の中から3頭が掲示板にインしたことを考えると、脚をなし崩しに使わされた中団グループが一番苦しく、実際の着順としても壊滅状態に。 そんな中、ヤマニンキングリーは好スタートからすぐにインの3番手をキープして、道中ジッとして動かず、直線前が開くと鋭く反応してブエナビスタの追撃を振り切った。マイナス20キロの馬体重が発表されるとみるみる人気が下がったが、結果としてはむしろ冬場が少し太く、夏になってきっちり仕上げた結果がこうだったのかもしれない。ずば抜けて切れる脚があるタイプではないが、小回りコースでの機敏な動きを武器にしており、今日はその持ち味が最大に生きる展開となった。 ブエナビスタはおそらくデビュー以来最高のスタートを切ったが、どこかイラついていて、序盤は結構行きたがっていた。直線まで悠然と構えるのではなく、3コーナー過ぎでマツリダゴッホの動きについていったが、やはりガツンとエンジンが掛かるタイプではないので差がジリジリとしか詰まらない。各馬の脚が上がったラスト1ハロンではやはり脚を伸ばしたが、今日は前を捕まえ切れなかった。様々な要因が重なったもので、何が敗因かと特定するのは難しいが、やはり小回りコースは適性外という印象で、形状の似ている京都内回りの2000mで行われる秋華賞では、意外と危ないかもしれない。 サクラオリオンは勝った函館記念と同じく、今日も序盤は行きっぷりが悪かった。秋山騎手が結構気合をつけて追走している。それでも4角〜直線でところどころ狭くなり、ほとんどムチが使えない状況ながらも最後はいい伸び脚を見せた。 マンハッタンスカイはやはり自分の形で先頭2番手だとしぶとい。多少の厳しいペースは頑張ってしまう良さが出た。 マツリダゴッホはやはり体調一息という印象。インで脚を溜めたいタイプでもあり、外枠はあまり良くない。ミヤビランベリの大敗はよく分からない。4コーナーでもうガソリン切れだった。
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