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[1]. 英チャンピオンS展望
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ヨッシー
04/10/15 19:33
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今季最後の英国中距離G1はシーズンの締めくくりに相応しい豪華なフィールドに。ただし現地は14日に約10ミリの降雨を記録するなど相当馬場状態が悪化した模様で、道悪の巧拙が結果を大きく左右する可能性が高い。
古馬相手、初距離、久々を克服し愛チャンピオンSをシンガリ一気でぶっこ抜いたAzamourは中間も極めて順調で、97年Pilsudski以来の英愛チャンピオンS同一シーズン連覇を目指す。前走は道中の速い流れが味方したとはいえ良馬場での切れ味が一級品であることを示したが、ここへ来ての馬場悪化の報にオックス師は神経を尖らせている様子。それでもシーズン末期ということもあり、現時点では出走の方針を変えていない。
先週も伊G1を制するなどシーズン終盤に入っても好調が続くゴドルフィンは追加登録したペースメーカーNaheefを含めた3頭出しで勝負に出る。今季英GI2勝のRefuse To Bendは前走の英G1クイーンエリザベスIISで3着と復調を示したが、気ムラで難しい面があるのは相変わらず。この距離ではエクリプスS勝ちがあるだけに、今回乗り替わるK・マカヴォイがキッチリと能力を発揮させられるかポイントになる。
そして最も注目を集めるキングジョージVI&クイーンエリザベスDS勝ち馬Doyenは3番手から見せ場なく失速し7着に終わった愛チャンピオンSの敗因が未だに不明。それでも中間はキッチリと攻め馬を積んでおり、年内全休の予定を撤回しての出走だけに背水の陣で臨んでくることは間違いない。なお道悪は昨年の凱旋門賞4着などの実績から問題ないと陣営は不安を一蹴したが、距離10Fへの対応は未知数のままだ。
M・ジョンストン厩舎は前走のクイーンエリザベスIIS2着など8月の復帰後から一戦ごとに良くなっているLucky Story、仏G2キヨームドルナーノ賞4馬身差快勝を含め現在4連勝中の上がり馬Mister Monetの2頭出し。両者の比較は実績では前者だが距離克服が課題で、後者は前走後2ヶ月間隔を開けてここ一本で調整されフレッシュな状態で望める点が強調材料。
英2000ギニー馬HaafhdはクイーンエリザベスIISでの復帰プランを取りやめ、英G1サセックスS9着以来の実戦を迎える。オーナーのハムダン殿下はMubtakerの同レースエントリーを取りやめただけに、同馬にかける期待は相当なものがあるはず。ニューマーケットは前記英2000ギニー勝ちを含めて2戦2勝と相性も良く、初距離+道悪でもレースぶりが楽しみとのこと。
オブライエン厩舎はA.P. Indy-Miesqueの超良血馬で久々(3着)を一叩きされたMingunを送り込む。クイーンエリザベスIIS10着のNorse Dancerはその前にインターナショナルS、愛チャンピオンS連続2着の実績があり前走は度外視が必要かも。紅一点のChoristは仏G1オペラ賞へ向けての輸送中に事故に遭い同レースを回避してこちらに回ってきた。
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