内からAwait The Dawnが先行する。Musirが続き、Cityscape、Ambitious Dragon、Rio De La Plataが好位に付ける。ダークシャドウは好位の後ろ、7番手くらいで、Delegatorも似たような位置。Mutahadeeは中団、Presvisは相変わらず最後方から。 Await The Dawnは後続を離して逃げていたが、中盤で2番手に上がったCityscapeが接近する。3コーナーを回ったところでAwait The Dawnはいっぱい、Cityscapeに先頭を譲る。Musir、Rio De La Plataが続くが、Cityscapeがリードを広げて直線へ。
残り400で更に差を広げたCityscapeは、この時点でほぼ勝利を手中に。2番手争いは直線半ばで外差しの馬が優勢となり、Mutahadee、City Styleが2番手3番手に上がってくるが、Cityscapeには関係なし。4 1/4馬身のリードを保ったまま圧勝した。
香港スプリント2着、前走G1チェアマンズスプリントプライズを勝ってきたJoy And Funが最有力か。これに、前哨戦のメイダンスプリントで1、2着のInvincible Ash、Sole Powerが挑む。G1センテナリースプリントCでJoy And Funを破っているEagle Regiment、前走G1ウィンターボトムSを勝ってきたOrtensia、G1ナンソープSの勝ち馬Margot Did、今開催の芝スプリントハンデ戦で2戦2勝のAddictive Dreamが絡んでくるか。エーシンヴァーゴウは前評判では低評価だが、混戦模様なのでチャンスを見付けたい。
混戦模様だが、中心は前哨戦のG2ジェベルハッタ上位組。勝ったWigmore HallはG1セクレタリアトS2着などもある。戦跡は善戦マンのそれだが、勝ち味の遅さは快勝されてきたか。3着のPresvisは、前々走にはG2アルラシディヤを圧勝、昨年のこのレース以後の不振が嘘の様だが、昨年も前哨戦では強かったのに本番惨敗しており油断は出来ない。
Mendipは前走G3ブルジュナハールを勝った。実績は合成馬場ばかりだが、メンバー的に勝機ありとみてゴドルフィンマイルではなくこちらへ。Beauty FlashはG1香港マイルの勝ち馬。今年に入ってもG1を連勝、すっかり香港のトップマイラーとなった。Bankableは昨年の2着馬。今年は芝を走っていないが、前走はG3マハブアルシマールを勝ち、満を持してこのレースへ。
Royal BenchはG2ダニエルヴィルデンシュタイン賞の勝ち馬、香港マイルではBeauty Flashの小差2着だった。力差はそんなに無いが、こちらはぶっつけ本番。Derbaasは昨秋からメイダンで連勝を重ね、前走はG2アルファヒディフォートを勝った。シンガポールのトップマイラーBetter Than Ever、牝馬限定だが同コースのG2バランシーンを完勝したRiver Jetez、アルファヒディフォートでDerbaasの小差2着Raihanaも上位をうかがう。