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[2]. レース回顧
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倫敦納豆
19/01/08（火）00:21
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チャンピオンズCを勝ったルヴァンスレーヴは出走しなかったが、中央からはゴールドドリーム(2.2倍)、ケイティブレイブ(2.8倍)、オメガパフューム(3.7倍)、クリソライト(32.9倍)、アポロケンタッキー(59.0倍)といったGI馬が出走してきた。サウンドトゥルー(18.6倍)もいるが、これは船橋に移籍しての初戦である。一方で、条件戦を連勝してOPに上がって来たばかりのエイコーン(19.4倍)、OPクラスで1勝しか残せていないリーゼントロック(351.6倍)も出てきている。
一方の地方馬だが、力関係が中央有利に傾いてからは、むしろ有力馬が交流戦を回避して実績のない馬が出走枠を占めるようになった(そして枠の全部までは埋まらない)。今回の南関東勢の最上位者は、サウンドトゥルー以外では勝島王冠を勝ったモジアナフレイバー(47.5倍)で、他は北海道のスーパーステション(60.7倍)も100倍以内である。
12.4-11.5-12.2-12.7-12.4―12.2-12.9-13.6-12.8-13.2
スタートから大外のアポロケンタッキーが行きたそうに必死に動くが、内のスーパーステションが先頭に立つ。結局アポロケンタッキーは2番手になった。この2頭が少し出て、ヤマミダンス、リーゼントロックがその後。そのさらに後にケイティブレイブ、エイコーン、クリソライト、モジアナフレイバー、ゴールドドリーム。オメガパフュームとサウンドトゥルーは後方である。
3〜4角で先頭2頭のリードも減り、まずはリーゼントロックが先頭に接近する。エイコーンも内枠に沿いながら位置を少し上げていた。サウンドトゥルーも位置を上げている。
直線に入って、まずエイコーンがスーパーステションをかわそうと出てくる。だが突き抜ける勢いはない。ここで外からケイティブレイブが先頭に立つ。しかしさらに外からオメガパフュームとゴールドドリームが伸びて先行勢を差し切った。1着オメガパフューム、2着ゴールドドリーム、3着ケイティブレイブ。4着は後方から追いこんだサウンドトゥルー、5着エイコーン。勝ちタイムは2:05:9。
オメガパフュームは実力者ではあったが頂点に立てていなかったところでのうれしい初GI勝ち。また、ルヴァンスレーヴと合わせて世代交代を印象付けた。
ところで今でもそういう声が多いのかはよくわかっていないまま書くが、以前は交流重賞の中央馬の出走権について「落ち目のベテランによって枠が占められ、若くて活きのいい馬が出られない」という批判があった。だが今回のエイコーンは明らかに「若くて活きのいい馬」だろう。
もちろんどの交流重賞かによって違うにせよ、かつてと比べると中央馬の枠すべてが実力馬・実績馬で埋まっていることは少なくなったように思う。OP馬でも、出ようと思えば出られることが多くなっているのではないか。
もう一つ気になったのは、地方競馬同士の力関係だ。地方馬最先着は船橋のサウンドトゥルーだが、この馬は前走のJBCクラシックまで中央所属だった。地方デビューの地方馬としての再先着は北海道のスーパーステションである。11番人気(単勝603.2倍)ながら7着に入り中央馬3頭に先着したワークアンドラブは大井所属だが、この馬は北海道にいた馬で、前走は園田である。つかり、南関東勢が弱すぎるのではないか？他の地方との賞金格差を考えると、他地区の馬よりは強くなければいけないのだが(地の利もある)、南関東馬らしい経歴を持った馬の最上位がモジアナフレイバーで9位とは不満が残る。
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