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あじゃ
07/12/23(日)00:28
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7回目となる兵庫ゴールドトロフィーだが、今年からハンデ戦になったのは興味深い。過去6回全てを中央勢が制覇、4着が精一杯だった地元勢にとってもこれがアドバンテージとなるか。交流重賞初のハンデ戦施行となったクイーン賞(船橋)の結果が今一つだが、注目には値するだろう。
前年の覇者・リミットレスビッドは59.5kgを背負わされることに。このレースの勝者はなぜか年々着順を落とす傾向があることからも、トップハンデと相俟ってそう易々と連覇はできなさそう。とは言え、過去に59kgを克服しているし(07年ガーネットS)、まだまだ老いて尚盛んといったところ。鞍上も岩田康誠に戻しており、無様な競馬はしないはず。
昨年は1番人気を裏切り5着に終わったメイショウバトラー。冬場は苦手というイメージがついているが、このレースに限れば出負けが敗因のようにも見えた。今回は佐藤哲から武豊となり鞍上強化。普通に走れば統一重賞7勝の実績がものを言うはず。距離ベスト、斤量も軽くなるのなら当然注目。
ノボトゥルーを回避させ、森軍団が送り込んできたのはアグネスジェダイ。鞍上効果なら「園田の小牧太」は永遠に不滅である。前走JBCスプリントでは初めてメイショウバトラーを逆転することに成功。もちろん距離適性の差もあるが、調子の波の交差とも取れるだろう。このレースは2年前に1番人気4着と敗れてはいるものの、その時とは実力が違うはず。
阪神カップ10着から10日後の参戦で、やや強行軍となるプリサイスマシーン。しかし、こと交流重賞に限れば(0,4,0,1)と超堅実。勝ち星こそないが、JBCスプリント2着はこのメンバーでもかなり光る。そもそも阪神カップも0.4差しか負けておらず、そう衰えてもいないのだろう。連闘による体調だけがカギ。
迎え撃つ地元勢筆頭はベストタイザン。昨年の4着馬であり、ダート42戦16勝、14回の2着、掲示板を外したのは僅かに1度という兵庫屈指の実力馬である。重賞勝利が1230mと2400mというオールラウンダーではあるが、やはりベストは15戦12連対の実績がある1400m。現在6連勝中と絶好調な上、ハンデ戦によりリミットレスビッドとの差は2kgから5.5kgにまで広がった。このハンデが昨年の3馬身半差を埋めるかどうか。ハンデ戦の意義という観点からも、この馬の走りには期待が大きい。馬場も不問。
何もJRA所属VS兵庫という構図だけではない。地方の雄といえば愛知キングスゾーンを抜きには語れない。昨年秋に地元重賞を制してからのこの一年、すっかり"地方の顔"として定着した。今年は悲願の統一重賞も制覇し、実績では当然地方ナンバーワン。ここ2走もしぶとい競馬を見せてはいるが、やはり1400m付近がベストだろう。
同じ愛知マサアンビションも53kgなら面白い。元々JRAオープン馬であり、移籍後も1400mでは無類の強さを誇っていた。笠松グランプリで重賞3勝目。内枠は気になるが、うまく立ち回れるようなら見せ場は作れるはず。
その笠松グランプリで2着となったゴールデンキャストが地方馬としてJpn3に挑戦。さすがに状況は厳しいが、徐々に持ち直してきていることからも、何とか意地を見せたいところだ。
◇07/12/23(日)01:16 編集
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