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あじゃ
06/08/14(月)15:40
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真夏の王者を決するレースはハンデ戦。しかし、穴馬が勝利するイメージはあまり沸かない。
当初5頭もの登録があった曾和厩舎だが、結局2頭にとどまった。
中でも注目はやはりジョイーレ。この馬がまとめて古馬を相手するといった形が濃厚だ。
過去、何度も「無冠の帝王」と形容してきたジョイーレだが、今回こそは初戴冠の予感がする。
平地or指定では5戦5勝にもかかわらず、重賞成績に限れば途端に5(0,4,1,0)という成績。
字面だけを見る限り、あまり兵庫をご存じない方は「大舞台に弱い」と、取られるだろうか?
しかし、レース内容を間近で見ると、とてもそんなことは言えないだろう。
その重賞には交流重賞が含まれているし、兵庫ダービー、菊水賞の2着も圧巻である。
中でも1700mベストと思われた前走菊水賞の内容は、壮絶な叩き合いだった。
一歩も譲らない700mのデッドヒートの末の2着。これを見て、どうして「イマイチ君」と言えようか。
ライバル・チャンストウライ不在の今回なら、たとえ古馬相手でも、当然主役である。
ちなみに、2走前に(A1ではあるが)対古馬戦は済ましている。6馬身差の圧勝だった。
対する古馬。実績的にはマイネルサイプレスだろう。
JRA4勝の実績を引っさげての来園だったが、1年近いブランクがあった。
しかし、復帰戦惨敗を挟んでからは六甲盃2着、オグリキャップ記念2着など能力の高さを誇示。
前走淡路島牛乳特別で、(実績的には)遅すぎる兵庫初勝利を収めた。
今回はその5月以来の一戦となるだけに、少々間隔が開いたことは不安要素だが、地力はもちろんある。
そのマイネルサイプレスが、転厩後5走全てで対戦しているタマモビクトリー。
対戦成績は、最初の2戦はタマモビクトリーが先着も、その後は3連敗。
ただし、単にマイネルサイプレスの兵庫慣れに押されているわけでもない。
タマモビクトリー自身も、出遅れ癖が徐々に解消され、しっかりした末脚が繰り出せるようになった。
それ故の前走。相手は軽かったが、それでも人気馬として結果を出せたことは、7歳にして成長の証。
休み明けのマイネルに対し、こちらは順調度で勝負である。
連軸候補はここまで。あとは3着候補を探したい。
実績的にはこれに肩を並べてもおかしくないオートアルカディア。
しかし、さすがに中一週、そして牡馬相手にこの距離延長はいかにも苦しい。
それなら菊水賞2着馬、ハートランドロバリが3着候補なら推奨できよう。
実績的にオープン入りも簡単かと思われたが、復帰戦勝利後、Aクラスでは苦戦。
相変わらず大崩れはしないが、それでも4連敗と足踏みしたこともあった。
そんな馬が、5月の勝利を機に、変貌。目下3連勝中と、勝ち味に遅いイメージを見事に刷新した。
原因はマクリ技術が安定してきたくらいしか見当たらないが、今はとにかく充実期なのだろう。
主戦の田中学がタマモビクトリーを選んだことはマイナスに違いないが、馬券圏内なら有望。
忘れた頃に穴を開けるイメージが強いホクザンスターダムとピーターサム。
しかし、実は近走はかなり堅実だった。上記の馬に比べれば魅力は劣る気がするが、
両者ともに展開次第での台頭は十分可能性があると言えるだろう。
交流重賞・浦和記念の覇者モエレトレジャーは、園田初参戦。
だが、兵庫所属で使った2走はいずれも覇気が感じられない内容だけに何とも取捨が難しい。
実績は認めるが…。
◇06/08/14(月)22:25 編集
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