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[1].展望
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DAVIDBOWIE
05/6/7 23:25
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上半期の徹尾を飾る古馬G3戦・・・という趣は、宝塚記念の開催が7月にずれこんだことで曖昧になった感がある。安田記念直後の1,800M戦だけに一流馬の出走はほとんどないが、過去マーベラスサンデーがここをステップにスターダムにのし上がった。また、アメリカンボスやダイワテキサスなど、人気薄の関東馬が穴をあけるケースが目立つレースでもある。
先週からAコースに変わった東京競馬場だが、極端な前残り馬場ではないし、内外の差もそれほど感じなかった。また、極端な時計勝負にもなりそうにない。別定戦だけに驚くような大穴の期待度は低いが、これといった軸馬も見当たらず、混戦で安田記念ほどではないにせよ人気は割れそうだ。
そんな中、注目を集めそうなのは「SS×武豊×池江厩舎」のサイレントディール。しばらくはダート路線を歩みフェブラリーS2着、ドバイにも挑戦した。3月の復帰以降は芝を使われて大阪城S9着、大阪杯3着、オーストラリアT1着と着実に成績を上げている。3歳時にはダービーでも4着と好走しておりここではブランドのレべルが違うが、この年はそれほどレベルが高くなく、前走の2着馬は牝馬のチアズメッセージ。ラベルで人気になるようであれば、むしろ消して妙味、との見方も可能。
ここへのステップとしては5月の新潟大賞典(2,000M)が多い。2着のカンファーベストは57.5キロを背負っての好走だけに信頼が置けるが、府中の長い直線+坂を苦手とするタイプだけに、展開が鍵。4着エリモマキシムは父ブライアンズタイムの底力よりも母父シアトルスルーの曖昧さの血を濃く継いでおり掴み所のないタイプだが、府中コースは合いそうなタイプ。逆に6着スズノマーチは府中適性には若干?がつくか。10着ロードフラッグ、11着のトーセンダンディ―は気温の上昇につれて調子をあげる夏男。特にトーセンは府中7戦7敗と不得意だが、気分良く先行できれば一発があるタイプ。
長休明けでここに矛先を向けてきたボーンキング、マチカネアカツキ、タカラシャーディーは潜在能力上位だがさすがにここ一本の仕上げとはいかないか。ただし地力が地力で無視はできず、直前の気配に注意したい。
他にも唯一のGI馬で内田博騎乗も心強いウインクリューガー、日経賞馬ウインジェネラーレ、上がり馬グランリーオにダイワレイダース、と伏兵馬も枚挙に暇がないほどに豊富。
安田記念同様、予想屋のセンスが問われるレースになりそうである。
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