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[1].☆レース回顧
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富士山
05/11/28 02:03
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ついに16年ぶりのレコード更新。その立役者となったタップダンスシチーは2000mを1.57.7で通過。坂を上っていないだけに比較はできないが、東京芝2000mのレコードは1.58.0。いくらなんでも、のスーパーハイペースだった。むしろこれで10着に「残っている」と言うべきだろう。
しかし89年の時ほど「異次元」な感じがしなかったのは、やはりダービーレコードが2.23.3まで進化している今の馬場だからであろう。もはや2.22.1では驚きこそすれ、震えはしないのかもしれない(ちなみに89年当時のダービーレコードは2.26.3、JCレコードが2.24.9)。おそらくそう遠くないうちに、2400mのレコードは2分21秒台に突入するだろう。
アルカセットはデットーリが完璧な競馬をした。道中はインでじっと我慢、そして直線入り口で不利を受けないように巧く外へ誘導、そのまま叩き合いに持ち込んで持ち味の勝負強さを完璧に引き出した。1800mの通過は1.47.3、こちらはそうムリはしていなかった。
ハーツクライも道中は完璧な競馬、しかし直線は進路がなくてジグザグ走行、過怠金覚悟でルメールが進路をこじ開けるように差し込んだがハナ差届かず。真っ直ぐ走れていれば・・・との思いはあるが仕方ない。この流れで終い34.4は立派の一言。
ゼンノロブロイは突き抜ける勢いだったが残り100mで脚が止まった。K・デザーモはJCの残り100mに呪われているのだろうか、そう思わされてしまった。それでも地力でリンカーンをねじ伏せたあたりはさすがなのだろう。しかしこれで結局今年は3,2,2,3着。
そのリンカーン、左回り不安説が流れていたが東京の3度の敗戦はすべて原因があったもの、不可解な敗戦はなかった。元々ロブロイと互角と評された馬、力を出し切ればこれくらいは走れる。ウィジャボードはさすがに時計が速すぎたか。それでもこの流れを4角4番手から掲示板にねじ込んだ。やはり並みの牝馬ではない。
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