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1.レース予想
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マラ男
07/10/8 23:53
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人気は3頭に集中しそうな情勢。クラシックで牡馬より牝馬の方がレベルが高いのは余り聞いたことない。ハイレベルなレースの秋華賞では荒れる不陰気はない。10年も前は荒れ模様だが、厩舎サイドの緻密な調整と、年々牝馬の実力が上がり始めている。特に時計面だけ見れば昨年は1:58.2秒、02年と96年も1:58.1秒、時計が早くなるにつれスピードとスタミナ、両方が問われている。カワカミプリンセス、スイープトウショウ、ファインモーションやファビラスラフインなど1分59秒台を切るということは実力馬の絶対能力、今後の古馬への挑戦に対しても重要な要素だろう。
最初にダービー馬ウオッカ。8月上旬に蹄球炎を発症して凱旋門賞は回避。目標を秋華賞へと切り替えた。人気馬では宝塚記念以来3ヶ月以来の休み明けである。ただ、秋華賞と同じ時期の凱旋門賞へ調整を合わせた馬が、海外から国内へと切り替わっただけであり、調整さえ完璧ならば十分力を発揮できる。末脚の威力は現役牝馬最強なのは分かるが、桜花賞ではダイワスカーレットの一瞬の末脚勝負に完敗。ダービーのように悠長に仕掛けを我慢か、好位から自身満々で直線差しきるか。
次に桜花賞馬ダイワスカーレット。オークスは感晶で回避。秋初戦のローズステークスは先手を取り、スローペースの上がり勝負に持ち込んだ。桜花賞と同じパターンである。阪神1600〜1800m戦は上がり3ハロンの瞬発力勝負が問われるだけに、秋華賞の4つのコーナーの2000m戦に対応力が問われる。今までが前半から後半直線でのペースアップする競馬になれている。どう克服し、早仕掛けで後続を完封できるか。
ベッラレイアは後方からの末脚勝負を得意とするが、オークスとローズステークスは全く持ち味を生かせず。オークスは早いペースに呑まれて早仕掛けでローブデコルテに差された。ローズステークスはダイワスカーレットのスローペースの上がり3ハロンの勝負に持ち込まれた。今回は元々の後方待機策でなく、中団からの末脚勝負が予想される。ただ、元々気性が悪いので、スタート地点がスタンド前で、仕草のが悪い面が見られるので注意して見て見たい。
オークス馬ローブデコルテだが、オークスは展開に救われた面がある。早仕掛けしたベッラレイアをゴール寸前で捕えた。本来は直線まで末脚を溜めるタイプで、捲くり差す京都2000mの舞台設定は微妙。実際、秋華賞と同じ舞台である米国・アメリカンオークス招待ステークスでは5着敗退している。
NHKマイルカップ馬ピンクカメオは春先征嫌いだが、秋のローズステークスでは実績通りの能力を発揮。血統面からマイルの距離がギリギリな戦で、2000m以上では詰めが甘くなる可能性がある。
ローズS3着レインダンス、オークス3着ラブカーナ、紫苑S馬アルコセニョーラは夏の新潟経由の参戦。ただ上がりの早い競馬のみでは、京都2000mの対応力が問われる。高速決着ならばアルコセニョーラに分があるか。
◇07/10/9 00:06 編集 |
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