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[1].☆レース回顧
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倫敦納豆
08/9/29 00:27
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菊花賞トライアル第2弾、近年の西高東低を考えるとこちらが主流と思われる、神戸新聞杯である。変則二冠馬ディープスカイと上がり馬オウケンブルースリが話題の馬となった。その両馬がそれぞれ1番人気と2番人気になり、以下ブラックシェル、スマイルジャックまでが単勝10倍以内、5番人気は20倍台と差があった。
逃げたのはミッキーチアフルで2番手は内がロードアリエス、外がスマイルジャック。ディープスカイは中団の内にいてブラックシェルはそのやや後ろでマークする形、オウケンブルースリは後方待機策をとった。前半1000mは1分01秒3、スローだが強調するほど遅いわけではない。向正面からディープスカイが徐々に外に出し、3角あたりでは位置をかなり押し上げてきた。
直線に入るが、スマイルジャックは思うように伸びない。ディープスカイは前を捕らえ先頭に立つ。そこへ内からブラックシェルが、外からは後方から伸びてきたオウケンブルースリがやってきた。だがディープスカイは最後まで先頭を譲らず、1着でゴールした。2着ブラックシェル、3着オウケンブルースリ。
ディープスカイは1番人気に順当に応えた形だが、先に抜け出して粘る形でも勝ったことで脚質の幅を広げ、また距離不安説をある程度払拭したようにも思う。今回は着差こそ小さいものの完勝といえるだろう。
ブラックシェルは善戦だとは思う。だがディープスカイをマークするようなレースだったのにそれでも負けたことで、対ディープスカイの戦い方が行き詰ってしまった面も感じた。もっとも菊花賞に限ればは特殊なレースなのでまだ戦い方はあるとは思う。
オウケンブルースリは勝てなかったがある程度の力は示せた。ただしレース運びはあまりうまくなさそうに見える。ジャンポケは東京は得意で中山は苦手だが産駒はそうでもない、といわれていたが、この馬はその点父に似ているかもしれない。
残念なのはスマイルジャックの大敗(9着)。有力馬の中で数少ない逃げ可能な馬と思っていたが…一叩きしての巻き返しはあるかもしれないが自らペースを上げて引っ張ってくれるとは考えにくいので、今年の菊花賞は超スローだろうか。もっともこういうときは逃げ馬を誰も追わない状況ができるわけだが。
◇08/9/29 00:28 編集 |
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