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1. 展望
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とお
04/11/30 21:31
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ステイヤーズSは3600メートル。スタートから決着するまで約4分ある。長くレースを楽しめる。
ダイタクバートラムは調教で動かなくなった。一週前調教ではハーツクライにあおられた。前走のアルゼンチン共和国杯のレース前には格下馬にあおられ、衰えが心配されたが、超Sペースを、10番手より後ろで追走し、58.5キロの斤量で上がり33.7の末脚を使い4着。勝ち馬とはコンマ4秒差まで詰めてきた。デムーロ騎手騎乗。実績的にもここは主力か。
グラスポジションの前走のアルゼンチン共和国杯は1番人気で、10着。ダービーデイの東京2400で58キロを背負い2分24秒1の時計を出したことも人気の原因だった。
アルゼンチン共和国杯では勝ち馬レニングラードと同じような位置で競馬を進め、10着。
上がり34.1の末脚も使っていて展開のアヤ、とも考えれるが、G1では決め手不足のダイタクバートラムでも58.5キロを背負い33.7の脚を使えている。グラスポジションはそれより3.5キロ軽い斤量だった。
底を見せた気もしないでもないが、ただ陣営が言うように、体質強化と勘違いしてか、重賞だからと思ったからか、レース前の調教で自己最高時計をマークしたのが、結果的にオーバーワークとなり、レースではおつりが無かったとも考えられる。今回はそのあたりも考慮した仕上げになりそうで、巻き返しにも注目か。距離延長がどう出るか。
柴田善騎手は関西でワールドスーパージョッキーズシリーズがあり、今回、吉田豊騎手が乗る予定のようだ。
昨年このレースを制したチャクラは体が450台でフットワークは小さい。レースでは道中ゆったりと走る。
ただこれが災いしてか、ペースが速くなったG1では追走だけで苦しむ。ただかといって、Sペースになっても春の天皇賞を強力な決め手で差しきった父マヤノトップガンのような切れ味はなさそうだ。
ただ、それ以前に勝ち馬から1秒以上突き放されて大敗したここ2戦は、状態面が戻っていないと考えられる。
ハッピールックは昨年の3着馬。藤沢和厩舎−ペリエ騎手のコンビで注目を集める。
エリモシャルマンは昨年の2着馬。ダイヤモンドSから調子を崩したようで、その後は大敗を続けていた。休養明けとなったアルゼンチン共和国杯で、勝ち馬とコンマ5秒差のレースをしており、復調はうかがえる。
短距離で大活躍している池添騎手を背に3600メートルに挑む。
◇04/11/30 21:51 編集 |
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