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[1]. ☆レース回顧
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とお
04/9/5 18:37
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マイネルレコルトが2.1倍と断然人気だった。素質、完成度共に高いというのが一般的な評価で、死角が少なかったということか。結果は人気に応え1着。
レースはSペースだったか。前半1000メートルは1分1秒1。12.8 - 11.2 - 12.2 - 12.6 - 12.3と12秒台のラップが多く、3着の騎手はペースが遅かったとコメントしている。このペースで後方組は不利になり、前に付けた組が有利となった。
ラスト3ハロンは11.1 - 10.3 - 12.3 。ペースが遅いと判断した各騎手の仕掛けどころが早まって、残り600メートルから先頭のアイルラヴァゲインを目標に各馬が追い上げる。11.1 - 10.3と速いラップを先頭で刻んだ、アイルラヴァゲインは残り1ハロンでスタミナが無くなり失速。この11.1 - 10.3の速いラップのところで追いかけた他馬もスタミナを消耗したか。残り1ハロンは12.3と時計がややかかったところで、スタミナが残っていたタフな馬がグイっと前に出た、というふうに見えた。
1着 マイネルレコルト 2歳のこの時期としては完成度が高い走りをする印象。
好スタートから、テンのスピードも十分だが、遅いペースでもしっかりと折り合いがついた。後藤騎手が冷静に乗れたと言っているのは、鞍上の意のままにしっかりと走れることの証明か。
Sペースの今回のレースをモノにしたように決め手もしっかりしているし、最後の1ハロンでグイっと前に出たあたりスタミナもありそうだ。
2着 ショウナンパントル キャリア1戦の牝馬としてはレベルの高い走りだったか。スタートはまずまずで、スタート直後はやや行きたがるそぶりをみせたが、なだめて、遅いペースでも折り合いがついた。なかなかしっかりとしたレース運びが出来た印象。
一気にペースが速くなった残り6ハロンからはマイネルレコルトより反応がよく、前を追いかける。だが最後の1ハロンではバテぎみで、マイネルレコルトに交わされ4番手になったが、そこからバテてきた前2頭を交わし2着。
瞬発力は1着馬より上だが、レース運びの完成度とスタミナでは今のところやや勝ち馬に劣っている分の2着か。
3着 スムースバリトン 今年のダービーオーナー金子真人氏の馬。
大西騎手がコメントしたようだが、もっと長い距離が良さそうで、この距離の瞬発力では厳しかったか。
まずまずのスタートだったが、そこからは折り合いに気をつける馬が多い中、この馬は行きっぷりがあまりよくなく中団の位置取りとなった。道中はマイネルレコルトをマークするようにぴったりと横につける。だがペースが速くなったラスト3ハロンのところで瞬発力の差でそのマイネルレコルトに一気に突き放されてしまった。スタミナが要求されたラスト1ハロンでは猛追するが、勝負所で突き放されたのが痛く、3着まで。
このレース内容からすると距離不足で、さらにこの瞬発力勝負では厳しかったという印象が強い。またスペシャルウィーク産駒という血統、胴長の馬体や、大きなフットワークからもそう思える。
距離伸びての今後が楽しみという感じも受けた。
◇04/9/5 19:19 編集 |
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