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2. 第49回宝塚記念展望
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マラ男
08/6/24 20:00
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今年も宝塚記念の主役はメイショウサムソン。本来なら去年の宝塚記念から凱旋門賞へ挑戦しようとした矢先、馬インフルエンザが自身を襲い、凱旋門賞への挑戦は立ち消えとなった。挑戦の際、鞍上を石橋騎手から武豊騎手へと変更。昨年の天皇賞(秋)は武豊とサムソンが挑戦できないうっぷんを晴らし、その強さを見せ付けた。だが、それ以降は馬も騎手も調教師も波に乗れない状況が続く。ジャパンカップは鞍上が地方・中央の重賞3連勝し、勝ちすぎた嫌いもあってか、最終週のジャパンカップのサムソンで勝負運を使い果たしてしまった。その後サムソンの成績は実績が伴わずに不調なのは周知の通り。そして今年の天皇賞(春)はアドマイヤジュピタの2着ながら、実力を見せ付けた。さてこの宝塚記念は昨年果たせなかった凱旋門賞への挑戦が掛かっている。負けでもしたら、周囲の人々からの雑音に耳が痛くなる。宝塚記念2度目の挑戦となるサムソンにとっては正念場であろう。
さて宝塚記念の各馬の分析だが、
メイショウサムソン。GIレースに限れば大崩れはなく、調子も良好。相手は4歳馬集団か。先行・捲くり差しと、戦法も自在。ただ、武豊騎手変更以後、接戦における勝負根性を生かされてない。この辺りは前任者の石橋騎手との差か。
アサクサキングスは前走の天皇賞(春)において、サムソンに完敗の3着。距離が短くなり巻き返したい所だが、決め手不足なのは否めない。逃げるエイシンの兼ね合いだが、場合によってはこの馬が逃げるのも頭に入れておきたい。
アルナスラインは昨年の菊花賞でアサクサキングスをクビ差まで追い詰めた。決め手十分で、適正も問題なしだが、目黒記念前の調整に不具合を残したまま2着。上がり目に不安を残す。
ロックドゥカンブは昨年有馬記念4着、菊花賞3着。休み明けの目黒記念が3着と、アルナスラインとは違い上がり目は十分。積極的な先行力が武器だ。鞍上はサムソンを3度負かしている岩田騎手。
アドマイヤオーラは昨年骨折からの復帰後、京都記念を制覇。以後2戦は振るわず。直線の切れ味が武器で、上がりが掛かったりする展開は苦手で、自身の決め手が殺がれる。
エイシンデピュティは昨年から重賞3勝と上昇力に優れ、大阪杯2着も含め、すべては逃げ先行によるもの。単騎で逃がしたら厄介な馬。ただ、今回は乗りなれた岩田騎手から内田騎手へと代わる。
ドリームパスポートは骨折と転厩、そのどちらかにもよるが全く精彩を欠いている。天皇賞(春)の惨敗を除けば堅実に走ってはいるのだが、馬券に絡んでないのはマイナス材料。好位の切れ脚は魅力的なのだが。
インティライミは昨年重賞2連勝しているが、以後低迷。直線の切れ味勝負で、良馬場でやりたいクチだ。この辺りはアドマイヤオーラと似ている。
カンパニーは年明けから重賞2連勝し、内容は先行策によるもの。脚質に幅を利かせているが、今回だけは先行策では有力馬に太刀打ちできない。後方一気で漁夫の利を得ることができるか。
※この前は閲覧者の方々に多大な迷惑をお掛けいたしました。この場を借りてお詫び申し上げます。
◇08/6/24 23:18 編集 |
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