Eclipseの父です。
ヨークシャー州リッチモンド近郊のハットン村で、ジョン・ハットンという人によって生産されました。それから１年とたたないうちにカンバーランド公ウィリアム・オーガスタスの手に渡りました。
競走馬として記録に残っている範囲では、６戦３勝となっています。単走１回、マッチ競走１回、そしてニューマーケットでのジョッキークラブ・プレート（３Ｍ６Ｆ93Ｙ、当時は環状コースがありました）の３戦で勝っています。
オーナーブリーダーだったカンバーランド公はイーデン卿から購入していた父Regulusの牝駒Spillettaを交配し、1764年の日食の日に生まれたのがEclipseです。
当初は劣悪な種牡馬と見なされていたようで、カンバーランド公の死後安い値段で肉小売商のワイルドマンという人に買い取られました。しかし、彼は一緒に買い取ったEclipseに将来性を見いだしており、Eclipseが活躍しだしたころにMarskeを高値で売却することができました。その後はアビングトン卿のもとで当時としては破格の100ギニーで供用されました。

1775，76両年に英愛リーディングサイアーになっています。