Sir Peter Teazle〜Walton系の種牡馬で、父CompiegneはFitz Gladiator産駒。この父系としてはかなり後期の存在である。仏国産で、現役時代は50戦23勝ともいわれ、アスコットＧＣを勝っている。
　代表産駒は、Chamant(英2000ギニー)、St. Christophe(パリ大賞典)、Verneuil(アスコットＧＣ)、Clementine(仏2000ギニー)、Regain(仏2000ギニー)。その後米国に輸出され、強豪牝馬のWanda、プリークネスＳ勝ちのMontagueらを出した。
　本馬の父系の子孫からは仏ダービー馬は出ていないのだが、Chamantがドイツに送られ、独ダービー馬がこの子孫から6頭出ている。

　なお、本馬の母父をThe Baronとする説もある。