馬名になっているムムターズ・マハル(?〜1631)はインドのムガル帝国王妃(？)でその死を悼んだ皇帝によって建設されたのがかの有名なタージ・マハルです。

スプリント戦では無類の強さを誇った"Flying Filly"。デビュー前の調教でステークスウィナーであり、後の三冠馬バーラムの母となるフライアーズドーターを50mちぎったと言われるスピードの持ち主。子供達の競争成績はパッとしないが、娘達を通じてマームード、ナスルーラ、ロイヤルチャージャーが出るなどし、現在までその影響は絶大。競馬のスピード化の根幹をなす1頭といって良いだろう。

馬主：H.H. Prince Aga Khan（英）
生産者：Lady Sykes of Sledmere（英）
通算成績：10戦７勝（７−２−０−１）
主な勝ち鞍：ナンソープＳ（英，Ｔ５Ｆ）キングジョージＳ（英，Ｔ６Ｆ）モールコムＳ（英，Ｔ６Ｆ）シャンペンＳ（英，Ｔ６Ｆ）スプリングＳ（英，Ｔ６Ｆ）ナショナルブリーダーズＳ（英，Ｔ５Ｆ）
距離の適正：芝短距離

デビュー戦となったスプリングＳでいきなりコースレコードをたたき出して周囲を驚かせました。
敗れたのは２歳の最終戦と1000ギニーＳ（Plackの２着）とコロネーションＳでした。