ジェイドロバリーの初年度産駒。
1995年、年明けの新馬戦で2着を9馬身ちぎる衝撃的なデビューを飾る。
2戦目の寒桜賞は逃げて3着に敗れたが、続いて初芝となる
エルフィンSに挑戦。
ここでも3着だったものの、追い込んで人気の
シェイクハンド・
ダンスパートナーと接戦を演じた内容は、クラシックを意識させるに充分なものであった。
続いて出走したのが桜花賞トライアルの4歳牝馬特別。このレースで直線、
ライデンリーダーが見せた強烈な末脚はあまりにも有名だが、
レイナロバリーもその外から鋭く追い込んできていた。
しかし、このレース5着後に繋靭帯を痛めていることが判明。
レイナロバリーはクラシックの舞台に立つことなくターフを後にしてしまう。
デビューから2ヶ月あまり、走ったのはわずかに4戦。あまりにも短い現役生活だった。
娘の
グランドレイナもデビュー2連勝を飾ってクラシックに名乗りをあげたが、本番を前に無念の故障、引退。まもなく世を去った。
今春、その半妹
レイナワルツが、母そして姉が目指したクラシックロードを歩もうとしている。
彼女は、一族の悲願とも言うべきクラシックへの出走を果たせるか。