近代化前のアメリカ競馬の英雄。通算7戦6勝だが、そのうち5戦はヒート競争(1日に複数回レースを行い、最初に2回1着した者が勝者)で、何と3マイルヒート、4マイルヒートまで走っていた。敗れた1戦は、既に1度1着になった後の3度目の競争で、騎手が3マイル決勝線と4マイル決勝線を間違えたための敗戦だった。この時の勝ち馬が最大のライバルLe Compteで、その後2戦はLe Compteの持つ4マイルレコード(7分26秒)を相手にしたレースで驚異的な世界レコード7分19秒3/4をマーク。最終戦はLe Compteとマッチレース、但しヒートではなく4マイルダッシュで、これに完勝し引退。種牡馬としても14年連続16度アメリカリーディングサイアーに輝き、これは今も記録として残る(ちなみに、参照させてもらった文の
ライターはこの偉業に迫る最右翼は
サンデーサイレンスだ、と言っています)。代表産駒は、米三冠レースの1つにその名を刻む
Preaknessなど多数。