<山藤賞>◇16日=中山◇3歳1勝クラス◇芝2000メートル◇出走9頭
ルメール騎手騎乗の
ローシャムパーク(牡、田中博)が7馬身差の圧勝で単勝1・7倍の断然人気に応えた。未勝利戦からの連勝を飾り、やや重の馬場での勝ち時計は2分0秒3。
五分のスタートから序盤は後方の外めを追走。向正面に入ると楽な手応えのまま外から押し上げ、3コーナー手前から先頭に立った。直線手前から荒れた馬場の内を避け、外を回りながらも後続との差をぐんぐんと広げた。鞍上は1度見せムチをするだけで、まさに楽勝だった。
前走は4馬身差、今回はそれを上回る着差をつけた。ルメール騎手は「グッドグッド!」と笑顔で口を開き「最初は後ろの方でしたがペースが遅くなったので、向正面から大きい跳びのままポジションを上げました。そこからもリラックスして走れたし、
ハービンジャー産駒らしくこの馬場でも止まらなかったね。心臓もいいし距離は延びても大丈夫。ポテンシャルは高いね。ハッピーホース!」と好感触を示した。
田中博師は「完成度の高い馬です。相手に合わせることもできますが、いいストライドを崩さずに走りました。常に一生懸命走ることが武器でもあり弱点でもあるので、消耗も激しいです」と話した。[2022年4月16日15時21分]