Herod系でアメリカを代表するラインはDiomed〜Lexingtonと連なるものですが、こちらは傍流ながらもアメリカ大陸でのHerod系の繁栄に寄与したBuzzard〜Glencoeのラインに属する種牡馬です。
父は名牝Pocahontasなどを出した後アメリカ大陸に渡り、かの地で８度もリーディングサイアーになっています。母系をたどるとKing Fergusにたどり着きます。
競走成績ははっきりしておらず、また同期に同系のLexingtonがリーディングを席巻していたため（Matchem系のAustralianもいました）リーディングサイアーにはなれませんでした。しかし少ない活躍馬からVirgilが1885年の米リーディングサイアーになって一矢報いています。