英国競馬初期の輸入父祖のうちの一頭。モロッコ王からルイ14世へ贈られた馬だったが(ただし複数の中の一頭らしい)、カーウェン氏が英国へ輸入し、英国で種牡馬生活を送る。
父系は特に発展しなかったが、輸入父祖が現代に残した血量としては、1位
ゴドルフィンアラビアン、2位
ダーレーアラビアンに次ぐ3位であり、4位
バイアリータークを上回るという。
牡馬の代表産駒は、Mixbury Galloway、Hipなど。ただしこれらは先述のように種牡馬として父系を伸ばすことはなかった。後世に多くの血量を残したのは、
Croft's Partnerの母父であったこと、
Crabの母母父であったこと、牝系の9号族、12号族、23号族などの主要ラインに牝馬を出したことによる。このうち23号族に入ったのが、ロイヤルプレートを何勝もした強豪牝馬のBrocklesby Bettyである。
また、(これを含めた上での血量3位なのかはわからなかったが)
オルコックアラビアンの父が本馬だとする説がある。