1939年3月5日、愛国の
ナショナル・スタッドNational Stud で生まれた
Sun Chariotは
Big Gameと一緒にKing George VI 英国国王ジョージ6世の所有馬となり、国王お抱えの調教師Fred Darling フレッド・ダーリンに預けられました。2・3歳の間、英国で走り9戦8勝3着1回という成績を残しています。
主な勝ち鞍にミドルパークS(英G1・芝6F)・英1000ギニー(英G1・芝8F)・英ニューオークス(英G1・芝12F)・セプテンバーS[英ニューセントレジャー](英G1芝14F)など。
父は英愛リーディングサイアーを6度も獲得した
Hyperion、母
ClarenceでSt. Simonの4×5、
Galopinの5×5、
Cylleneの5×5のクロスを持つ。
名騎手G.リチャーズに「最も偉大な競走馬だ」と言わせた彼女の競走生活はというと、デビュー戦を楽勝で飾った2歳時ミドルパークSでの
Ujijiに3馬身差をつけた完勝を含め4戦4勝で終えた。その歳の2歳のトップハンデを獲得。
翌年のシーズン初戦を生涯一度の黒星とし、また連勝街道を進む事になる。牝馬クラシック第1戦目の英1000ギニーでは、圧倒的1番人気を背負い2着に4馬身差をつける楽勝。次走の英ニューオークスでも、圧倒的1番人気に推され、大外を回りながらも直線に入り残り1ハロンで先頭に立ち、そのまま栄冠を勝ち取りました。
そして
Sun Chariotの引退レースは、英ニューセントレジャーに決まり、その年の英ダービー馬
Watling Streetを全く相手にせず、3馬身差の楽勝を決めたのでした。
繁殖入りしてからも、
Landau(サセックスS)、Five Spots(愛オークス)、
Blue Train(ニューマーケットS)、
Gigantic(インペリアルプロデュースS)を送り出しましたが1963年7月に逝去しました。