体中に浮き立つ不気味な斑点模様があり、人々から「The Spotted Wonder(驚異の斑点)」と称されていた。出るレース全てが圧勝続きで、しかもそれがスプリント戦での大差勝ちという驚異的なものだったらしい。
唯一クビ差の小差勝ちだったナショナルブリーダーズS(5F戦)は伝説のレースとして伝えられている。なんと彼はそのレースで10秒以上出遅れたというのである。60kgという抜けて大きなハンデもあり、これでは到底勝ち目はないと誰もが思っていたそうなのだが・・・・・・なんと彼は勝ってしまったのである(爆)。1分を切るか切らないかの勝ちタイムだったそうで、もしこの出遅れ時間が事実であるのならば、驚異的な世界レコードとなる(現在のレコードは52.3秒)。
種牡馬となってからも、種付けが嫌いだったようで関係者も悩まされていたようだ。そのため産駒数は130とわずかなものだったが、それ全体で257勝もしたというのだから、これもまた大きな驚きである。ちなみに彼の子孫からはあの名種牡馬
ナスルーラが誕生し、現在もその血は子孫へと受け継がれている。
う〜ん、恐ろしい馬だ。一度で良いからこの目でその姿を見てみたかったと本当に思わされてしまう。