三冠馬
Citationの、おそらくは最高傑作。
生まれたときに、他馬に蹴られたため、幼い頃は左後肢がびっこを引いており、競走馬になれるかどうか危ぶまれたこともあった。気性はあまり良くなかったが、大柄で大跳び、筋骨たくましい馬だったそうである。
デビューは2歳秋までずれ込んだが、立て続けの圧勝劇に、牡馬への挑戦を決め、サンタアニタダービーを完勝するが、Kダービーでは、スタートで躓き、追い上げたものの5着に終わった。その後ダービー馬との再戦となったシネマHを圧勝、しかし、体調を崩してしまい、連敗の後休養に入る。この年は3歳牝馬チャンピオンとなっている。
4歳では、緒戦4着の後3連勝、3戦目のサンタマルガリータHでは130ポンドを背負って勝った。その後は、ハンデ差と厳しいマークに苦しみ、ミレイディHを勝ったのみで終わっている。通算27戦13勝2着3回。
産駒は7頭おり、Inca Queenがステークスを勝ち、
Silver Coinからは牝系がつながっている。