Flying Childers系の名種牡馬で、1767〜69年、1771年の英リーディングサイアー。代表産駒には、Eclipseと同年生まれの無敗の強豪、Goldfinderがいる(Eclipseとの対戦は実現しなかった)。
　父系はかなり早く滅んだが、母系からの影響力が大きい。母父としてオークス馬を4頭、ダービー馬を3頭出した。Sir Peter Teazle(ダービー馬＝Highflyerの後継者)、Conductor(Matchemの後継者)もいる。また、Promiseが1号族の基礎牝馬となっている。
　
　母父Fox、母母父Bay Boltonとダーシーズホワイトターク系の有力種牡馬が2頭入っている。

詳しい競走成績はわかりませんが、かなりスピードに優れていた馬で、父のSnipよりは祖父のFlying Childersにそっくりだったようです。当時の馬産家の間では「スピードならSnap、確実と着実（あるいは全力疾走）ならMatchem」と言われるほどでした。