Lexingtonの代表産駒の一頭で、無敗馬。
もともとは
Lexingtonの馬主だったロバート・A・
アレクサンダーが所有していたが、デビュー勝利後にカリフォルニアの新しい馬主に15,001ドルで売却された。
アレクサンダーが
Lexingtonを15,000ドルで買ったときに、「後でもっと高く売ってやる」と言っていたのをこの馬で実現したのだといわれている。
無敗のまま3歳の6月7日にジャージーダービー(1マイル半)で同じく無敗の
Kentuckyと対戦し完勝(
Kentuckyは4着)、そのままカリフォルニアへ帰る。カリフォルニアでもいくつかのレースに出たらしい。
ちなみに
Kentuckyも父
Lexington、母父
Glencoeで、同期にはAsteroidというもう一頭の(父と母父が同じ組み合わせの)無敗馬がいるが、こちらとの対戦は実現しなかった。
そのままカリフォルニアで種牡馬生活を送る。
Lexington系はこの後急速に衰えて20世紀初頭には零細血統になる。その後20世紀末にこの父系は滅びたとされるが、最後まで残っていたのは本馬からEmperor of Norfolkを経由する系統である。